スペイン通の観光おすすめ5エリアからの【ツボ旅プラン】

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スペイン観光のアイキャッチ画像

ゴハンがおいしくて、世界遺産が45ヶ所もあり、ラテンのノリのよさが魅力の国スペイン。

バルセロナも行きたいし、アンダルシア地方も気になります。

じゃ、マドリードはどうなの!

と、観光地だけでもクラクラするほどあるんだが…どこへ行けばよいか悩みます。

そこでスペインに9度通った旅プロジャーナリストのワタシ、渾身の観光名所おすすめです。

人気&おすすめの観光地を選びつつ、でもひと味違うスペイン旅行のプランに仕立てました。

そのままモデルコースにしても、自分流にアレンジしてもOK。

初めてスペインに行く人。

2度めのスペイン旅行の人。

自分が行きたい!と思うスペインを見つけてください。

1. バルセロナがスペイン人気No.1!

サグラダ・ファミリア正面の画像
大人気「サグラダ・ファンミリア」

スペインの中でもっとも多くの観光客が訪れるのが、バルセロナ

このバルセロナを堪能するには「カタルーニャ精神」を知ることです。

って、「カタルーニャ」って何よ?

ひとことで〝滅私〟。

意外に思うかもしれませんが、バルセロナの人たち、カタルーニャ人って団体戦得意。

〝ひとり、ひとつのためにみんな〟が協力し合うのが得意なんです。

???という方は…
▶︎【ディスフルタール】はバルセロナの超絶レストラン。カタルーニャを知るにもおすすめ
伝説のレストラン「エル・ブジ」からの系譜、カタルーニャの精神が分かります。

サグラダファミリア断然1位

夕日に輝くサグラダファミリア

まず、バルセロナといえばの「サグラダファミリア」

設計者のガウディはチャキチャキのカタルーニャっ子です。

カタルーニャっ子思考で「サグラダファミリア」を見学すると、ガイドブックには書かれていないものが見えてきます。

ガウディが、その完成を後世に委ねた心もちに触れられるかと。

サグラダファミリアの概要については
>>サグラダファミリアとは?名前と謎からわかるその全貌

ガウディ作品は年代別比較かライバル比較で観光

カラフルな柱のテラスの画像
まさにインスタ映えのモンタネールの作品

また、バルセロナには「サグラダファミリア」だけでなく、6つのガウディ作品が世界遺産に登録されてます。

これらの作品を、初期から晩年へと追うのも面白い。

ガウディのライバルモンタネールの名作もあるので、ガウディ作品と比較してみるのも楽しいです。

複数の作品を見ることで、天才ガウディを感じることができます。

  1. グエル公園
  2. グエル邸
  3. カサ・ミラ
  4. カサ・ビセンス
  5. サグラダファミリアの生誕のファサードと地下聖堂
  6. カサ・バトリョ

カタルーニャの食文化を知るのも、だいじ

そして〝食い倒れ〟の街バルセロナですが…

バルセロナのデザート

カタルーニャ料理には古代からの複雑な歴史が表現されてると知ると、その多様性とウマさに納得。

【関連記事】
バルセロナのミシュラン・レストランはおいしいだけじゃダメ!楽しさ大事

FCバルセロナの本拠地に行くのおすすめ

もしサッカーが好きなら、FCバルセロナの本拠地「カンプノウ」へ。

たとえ試合が観れなくとも、ミュージアムなどで半日遊べる充実度。

そしてゲームを観れれば、メッシのための滅私=カタルーニャ精神を実感することができます。

サッカー観戦旅行も楽しいですよね。

【VIPシートでFCバルセロナの試合が観戦できる】
カンプノウでの試合チケットの手配を予約することができます。
しかも正面スタンドやゴール裏の席! さらにはVIPラウンジも使えます。

凝縮するなら2泊3日のバルセロナ弾丸観光も可能。 まぁ最低3泊はしたいですが。

ピレネー山脈への小旅行もアリ

ピレネーのサン・キルク教会の画像

で余裕があるなら、近郊の「モンセラート修道院」「ボブレー修道院」への小旅行。

あるいはピレネー山脈のふもとに点在する、中世のロマネスク建築を見にいくのがおすすめです。

いずれも静謐な空間で、こころ安らかな観光が楽しめます。

*ロマネスク建築については
>>バルセロナからの小旅行でピレネーへ。世界遺産の素朴な教会に癒されてきた スペイン地図

【バルセロナに行くには】
日本からバルセロナへの直行便がないので、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぎ1回して行くのが最速。
乗り継ぎ時間を入れて15〜16時間かかります。
ビジネスクラスがおすすめのカタール航空(乗り継ぎ1回)だと、約22時間。
時間に余裕があるなら、超おすすめのエアラインです
(カタール航空のサイトQatar Airways )
 ▶︎カタール航空のビジネスクラスが世界一との評判で搭乗。他と何が違ったか!

↑コンパクトに7分でバルセロナのトップ10観光スポットを紹介してる動画。 日本人にも聞き取りやすい英語なので、場所を把握するにはおすすめ!

2. マドリード観光は美術三昧

プラド美術館外観

マドリードはスペインの首都ですが、比較的新しい街です。

王宮や広場、公園と個別に見に行くのもいいのですが…

ざっくり遠目で見れる半日観光バスツアーなどが意外におすすめ。

引いて見たほうがマドリードの魅力を理解しやすいこともありますし、時間がたっぷりあるのでなければバスから眺めるので十分かと。

2,000円くらいで乗り放題のバスツアーがあります。 エネルギーは美術館巡りに取っておきましょう。

プラド美術館がなんといっても、おすすめ

「プラド美術館」は…圧巻です!

ベラスケスの「ラス・メニーナス」だけで1時間は楽しめます。

「ソフィア王妃芸術センター」では、もちろんピカソの「ゲルニカ」を。

「ティッセン=ボルネミッサ美術館」にも中世〜現代美術までがそろってるけど、やはりピカソの「鏡を持ったアルルカン」は外せない。

ほかにもゴヤ、エル・グレコ、ムリーリョ、スルバラン、ミロ、ダリ…

スペインには個性的な画家がとくにそろっているので、この3館はじっくり回りたいです。

アートな旅行を楽しんでください。

マドリードのお楽しみを美術館に絞っても、美術館巡りはかなり消耗します。 やっぱり凝縮2泊3日よりは、3泊ほしい。

セゴビア、トレドへのスペイン小旅行

そして、マドリードに行くなら、近郊の街に出かけるのがベスト。

セゴビア、トレド、クエンカなどなど、バス1本で行けるのでおすすめです。

不安な人には、日本語対応の現地ツアーも充実しています。 マドリード近郊地図

ローマ時代の水道橋がみごとなセゴビア

セゴビアの水道橋画像
セゴビアの水道橋

バスでもいけますが、高速列車なら30分弱。

気軽に行けるので、ぜひ!

個人で列車に乗るのが不安という人には、日本語ガイド付きの現地日帰りツアーに参加してもいいかもしれません。

古都トレドもおすすめ

旧市街の中世の街並み散策も楽しいですし、遠景で見る景観も素晴らしい。

トレド遠景画像
トレドの街の遠景

トレドからさらに足を伸ばして、もっともスペイン的な宗教観が感じられるグアダルーペに行くのもおすすめです。

グアダルーペはかなりマニアックですけれど…

敬虔なスペインの顔を見ることができます。

トレドへは列車なら30分ですが、街の景観を楽しむことを考えるとバスで行くのもアリ。

トレドと上のセゴビアをセットにした現地ツアーなんてのもあるので、利用してもいいかも。

マドリードからちょこっとバスで行くなら「エル・エスコリアル修道院」も、おすすめ。

王様気分でゆったり観光、芸術をたっぷり堪能できます。

バスで1時間くらいですが、やはり不安な人はホテル送迎付き・日本語対応のツアーがあります。

3. 南スペイン、アンダルシアでアラブの歴史を思う

アルハンブラ宮殿の全体像の画像

南スペインのアンダルシア地方も捨てがたい…

グラナダ、コルドバ、セビリア3都市観光

グラナダの「アルハンブラ宮殿」に代表される、アラブ支配下のスペインが随所に楽しめます。

とてもエキゾチック。

〝光と影〟のスペインは、ここアンダルシアの強烈な陽射しから生まれた言葉です。

グラナダ、コルドバ、セビリア3都市は絶対外せません。

*アンダルシアのアラブ的歴史についてはコチラの記事が参考にしていただけます→【5分でわかる】スペイン、アンダルシアの歴史。旅行に行くなら知っとこ!

  コルドバでは、グラナダより古いアラブの足跡「メスキータ」

現在はキリスト教の教会になっている、不思議な元モスクです。

エキゾちっくな観光が味わえます。

メスキータ内部の画像

「メスキータ」については▶︎コルドバのメスキータに行くなら朝イチ!歴史を少し頭に入れて出かけよう

コルドバ全体の観光については▶︎コルドバ観光おすすめコースは、歴史と花香る世界遺産をゆっくり半日

セビリアでは、アラブを駆逐して以降「大航海時代」のスペインの栄華の跡が見られます。

この3都市、レンタカーで回れればいちばん気楽に観光できますが、運転するのは不安という人は、高速列車とタクシーを組み合わせて。

スペインはタクシー料金が比較的安いので、使わないテはありません。

アンダルシアの地図

べヘール・デ・フロンテラが白い村のおすすめ!

白い村カサレス遠景画像

人気の〝白い村〟もアンダルシア名物。

でも…あちこちで紹介されてるミハスはもうツーリスティックなので行かないで…

いろいろなツアーに組み込まれていますが、ほんとうにおすすめできません。

イチオシは、コスタ・デ・ラ・ルス=〝光の海岸〟べヘール・デ・ラ・フロンテラです。

で、この〝白い村〟もアラブ時代の影響だということを忘れないでくださいネ。

残念ながら、↑のコスタ・デ・ラ・ルス、べヘール・デ・ラ・フロンテラは車以外で行くのがむずかしい。

現地ツアーの多くは、白い村=ミハス推しですが…

セビリアから日帰りで行くセテニル・デ・ラス・ボデガスの現地ツアーはおすすめです。

断崖の岩に包まれるように立つ白い村は、見ごたえがあります。

アンダルシアでは極上の生ハムとシェリー酒を忘れず食し、元祖フラメンコと闘牛を見るのも忘れずに!

南スペイン、アンダルシアを旅行するなら、最低でも1週間はほしい行程です。

【アンダルシアに行くには】
アンダルシアを旅行するなら、マラガ国際航空に入るのが便利。
日本からの直行便はないので、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぎます。
16〜17時間。
主要都市からのアクセスは割高なことが多いのでフィンエアやターキッシュエアの選択肢も視野に入れたいところです。

4. サン・セバスチャンへのスペイン・グルメ旅行!

サン・セバスチャン画像

バルもレストランも〝おいしい〟が詰まってるサン・セバスチャンの楽しみ方は…

ひたすら〝食〟追求。

ピンチョス食べにバルへ。

小さな湊町に28軒もあるミシュラン星レストランにも1度は行きたい。

食べつづける旅とはいえ、弾丸の2泊3日ではやはり短い。

海と山の幸を味わい尽くすのに、せめて3泊はしたいところです。

バスク地方地図

余裕のある人は、フレンチ・バスクから国境を越えて入り、山と海のバスクを堪能するのも楽しいです。

レンタカーでゆっくり山道を行くもよし、事前に頼めばタクシーでの山越えも可能。

フランスとスペインのお国柄の違い。

バスク地方独特の雰囲気を味わいましょう。

山越えのところでトレッキングを入れると、健康的にもおすすめな旅行になります。

【サン・セバスチャンに行くには】
サン・セバスチャンを旅行するなら、ビルバオ国際空港に入るのが便利。
日本からの直行便はありません。
やはりヨーロッパの主要都市経由で行きますが、約17時間かかります。
フレンチ・バスクからサン・セバスチャンに向かうなら、フランスのビアリッツ国際空港から入るのがおすすめ。

5. マヨルカ島でスペイン的リゾート満喫

マヨルカ島のビーチ画像

スペインといえば、大西洋と地中海に面しているわけで。

もちろん欧米のセレブたちが訪れる超高級リゾートもあります。

きれいなビーチだけでなく、ぐっと大人のラグジュアリー・リゾート。

そんなリゾートを体験するなら、地中海に浮かぶ島がおすすめです。

マヨルカ島ヨットハーバー画像

で、イビサ島はパリピ(party people)御用達。

セレブなウェーイ系が集まってると思って間違いありません。

島全体が世界遺産なのですが…

落ち着いたリゾートライフを楽しみたいなら、マヨルカ(マジョルカ)島へどうぞ。

スペイン王室もバカンスに訪れる素晴らしいリゾートです。

マヨルカ島の地図

【マヨルカ島に行くには】
マヨルカ島へも、日本からの直行便はありません。
やはりヨーロッパの主要都市経由で行きますが、17時間以上かかります。
意外にスカンジナビアン航空のコペンハーゲン経由やスイス航空のチューリッヒ経由が早いので調べてみてください。

スペイン観光のおすすめをまとめると

1.バルセロナ 2.マドリード 3.グラナダをはじめとするアンダルシア 4.サン・セバスチャン 5.マヨルカ島

これら5つのエリアをさまざまにアレンジして、自分の見たい行きたいスペイン旅行のプランを立てることです。

現地ツアーをうまく使うのも、選択肢がひろがる一手です。

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もちろん他にもタコのおいしいガリシア地方やサンチャゴ・コンポステラの巡礼の道などなど…

スペインの魅力は尽きません。

でもまずは、出かけてみてください。

【関連記事】
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