マチュピチュ遺跡完全ガイド|一生に一度の旅を思いっきり味わうために

7 min
マチュピチュ遺跡の全貌画像のサムネイル

人気の世界遺産、ペルーにあるマチュピチュ遺跡。
その壮大なスケールと歴史を経た美しさには、訪れた誰しもが息をのみます。
インカ帝国の輝かしい歴史を刻み、コツ然と表舞台から姿を消したミステリアスなストーリー。
南米ペルー、アンデス山脈の天空に隠されたマチュピチュは、まさに一生に一度は訪れてみたい場所です。

マチュピチュ遺跡への旅行を計画している人のために、遺跡へのアクセス方法から見どころ、そして現地での体験までの第一歩をご紹介していきます。
この「マチュピチュ遺跡完全ガイド」を手引きに、一生の思い出となる旅をどうぞ。

マチュピチュへの道のり

マチュピチュ村へ向かう列車からの風景
オリャンタイタンボからマチュピチュ村へと向かう『インカレイル』車窓の風景

マチュピチュ遺跡へのアクセスは、ペルーの首都リマから飛行機でクスコに向かい、そこから列車やバス、あるいは徒歩で移動します。

リマからクスコへの国内線での移動は、2時間弱のフライト。
かつてのインカ帝国の都クスコは、標高3399mと高地にあるので、高山病になるリスクが高いです。
そのためクスコに着いたら一晩ゆっくり休み、高地に体を慣らすことをおすすめします。

クスコからマチュピチュ遺跡への移動は、おもに列車とバス利用。
列車はクスコのポロヨ駅から出発し、マチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)へと向かいます。
またはクスコからオリャンタイタンボまで行き、そこから列車に乗ることも可能です。

最後にマチュピチュ村からバスで約30分の山道を登り、ようやく遺跡に到着!

\ゴージャス気分のマチュピチュもおすすめです/

絶対に見逃せない遺跡の見どころ5

ゲート越しのマチュピチュ遺跡画像

マチュピチュ遺跡はその壮大な景観だけでなく、数々のユニークな特徴と歴史的な見どころがあります。
なかでもとくに見逃せないポイントを、しぼりに絞って5つご紹介しましょう。

インティワタナ=太陽を縛るもの

マチュピチュのインティワタナの画像
マチュピチュ最大のパワースポット「インティワタナ」

このインティワタナは”太陽を結ぶ場所”を意味し、遺跡内でもっとも神秘的な場所のひとつです。

空と大地、太陽との絆を象徴する岩には、インカ帝国の天文学とスピリチュアルな世界観がこめられています。
奇妙な形に彫られた岩は、四方に向かって広がる形が天と地をつなぐ道具ともいわれているのです。
太陽の動きに合わせてつくられたとされ、日時計の役割を果たしていたという説もあります。

冬至には光が差しこむ…太陽の神殿

半円形をしたこの建物は、インカの太陽神を讃えるために建てられました。
窓からは太陽の出入りや季節の移り変わりを観察することができ、冬至には太陽の光が直接窓を通って差しこむように設計されています。
その精巧な建築技術と不思議な雰囲気は、なんともいえない空気感。

翼を広げたコンドルの神殿

マチュピチュ「コンドルの神殿」画像
手前の平たい岩がコンドルの頭で、奥のV字型の岩が翼部分

この神殿は巨大な岩を削ってつくられたコンドルの形が特徴的。
コンドルを象徴とするインカの信仰を感じることができます。
コンドルが翼を広げたような岩が地面から突き出ているようす…、目を細めてイメージを膨らませましょう。

聖なる広場

マチュピチュ「聖なる広場」の画像
リャマが遊ぶ「聖なる広場」

マチュピチュの西側に位置し、高い位置にある聖なる広場。
広場には3つの重要な建物、メイン寺院、3つの窓寺院、そしてプリーストの家があります。
広場にはリャマがよく出没しますが、リャマたちは気まぐれ。
いつでも出会えるとは限りません。

太陽の門=インティプンクからの絶景

「太陽の門」からのマチュピチュ絶景画像

遺跡の向かいの山ワイナピチュと同じ高さから、マチュピチュを一望できるのが太陽の門(インティプンク)。
遺跡の中心から1時間あまりのトレッキングになりますが、ぜひとも歩きましょう。

この門からは、遺跡に通ずるつづら折りのバス道も一望でき、マチュピチュの全体像を把握することができます。
太陽の門を超えるとインカトレイル、古代インカの道です。

夏至の日、マチュピチュ遺跡の太陽の神殿から眺めると、太陽がこの門から昇ってくるという位置関係。
古代天文学の叡智がこめられた場所なのです。

\さらに詳しいマチュピチュの見どころは/
▶︎【マチュピチュ遺跡】魅力を徹底説明。

マチュピチュ遺跡を思いっきり体験体感

マチュピチュはたしかに一生に一度は訪れるべき場所です。
けれども、その魅力をぞんぶんに堪能するにはただ見るだけでは不十分。
深く体験し、体感することに意味があると思います。

日の出に輝く遺跡が語るもの

朝日に輝くマチュピチュ遺跡
朝日がマチュピチュ遺跡を黄金に彩る

早朝、太陽が東の山から昇り、石づくりの都市を黄金に照らす瞬間。
その一瞬の体験が、マチュピチュを忘れられないものにしてくれます。

もちろん天候に左右されますし、6時開園のマチュピチュで日の出を体験できる時期も選ばなくては…
それでも古代インカの叡智の結集マチュピチュを満喫するなら、そのくらいの準備は必要です。

歩け、登れのトレッキング三昧

ワイナピチュ登山の様子
ワイナピチュへの登山はなかなかハード

マチュピチュにはいくつものトレッキングコースがあります。

とくに遺跡の位置するマチュピチュ山への登山・遺跡の向かいの山ワイナピチュへの登山は、眺望の素晴らしさと達成感から、多くの訪問者に人気です。

さまざまな視点から見るマチュピチュは遺跡の思わぬ表情を見られるので、登山とまでは行かずとも、あちこち歩き回るは必須です。

瞑想してみて…目をつぶってみて

スピリチュアルなすすめではありませんが、マチュピチュの壮大な景観の中で瞑想すると、自然とのつながりを感じることができます。
遺跡内にはいくつもパワースポットがあるので、マチュピチュのエネルギーを感じてみてください。
空気がいいので、深呼吸するだけでも心地よしです。

こうした体験を通じて、マチュピチュの神秘性であったりスペシャル感を感じることができると思うので、モノは試し、ぜひぜひどうぞ。

遺跡に秘められた謎と歴史

マチュピチュはその美しさだけでなく、古代インカ文明の歴史と神秘的な謎に包まれていることでも知られています。
遺跡の歴史やいくつかの謎をご紹介しましょう。

マチュピチュの歴史

マチュピチュ遺跡は15世紀に建造されましたが、スペイン人がペルーを征服したときには見つけられず、その存在は長い間忘れられていました。
1911年、アメリカの考古学者ハイラム・ビンガムによって発見され世界の注目を集めることとなったのです。

遺跡の構造

マチュピチュは農業用地帯と居住区に大別され、想像を超えた精巧な建築技術を見ることができます。
遺跡には神殿、宮殿、農業用のテラス、住居など約200以上の建物がありますが、いまだ解明されていない謎が多いのも事実です。

マチュピチュ遺跡内の地図

マチュピチュの謎

マチュピチュがなんのために建てられたのかは、現在でも謎に包まれています。
宗教的な儀式の場所であったという説もあり、また農業の研究所、天文台、王族の避難所など…、さまざまな説が提唱されています。

\マチュピチュ・ミステリーの詳細は/
▶︎マチュピチュ遺跡の謎に迫る

なぜスペイン人に見つけられなかったか?

スペイン人がマチュピチュを見つけられなかったのも大きな謎のひとつです。
山岳地帯による自然の防壁による隔絶された場所であったことが考えられますが、この場所がまた、遺跡を長い間保護してきたといえます。

インカの道=インカトレイル

マチュピチュへのルートのひとつであるインカの道は、その緻密な設計と建造技術で知られ、世界遺産にも登録されています。
この古代の道路システムはかつて帝国中に張り巡らされ、延べにして4万kmに及んだのだとか。
当時の物資や情報がこれらのインカの道を往来していたのです。

マチュピチュのインカ道

マチュピチュの未来

現在、マチュピチュは観光の影響による劣化が問題となっていて、年々、入場制限も厳しくなっています。
政府による適切な管理と保全が求められるだけでなく、訪問者ひとりひとりが遺跡と自然環境を尊重する行動が大切。
マチュピチュの未来、その神秘と美しさ、歴史と文化が次世代にも継承されるよう、サステナブルな観光を心掛けていきましょう。
地元のマチュピチュ村での過ごし方も、ひいては遺跡を守ることにつながります。

▶︎マチュピチュ村についての記

マチュピチュのベストシーズンと旅の準備

霧の中のマチュピチュ
移り変わりの激しい山の天気の中のマチュピチュ

マチュピチュへの旅は、その準備と計画が楽しみの一部です。
一年を通じて美しいマチュピチュですが、訪れる時期と旅の準備によって体験が大きく変わることを頭にいれてください。

ベストシーズン

マチュピチュには一年中訪れることができますが、当然、季節によって気候と風景が異なります。
乾季の5月から9月は比較的晴れた日が多く、遺跡の美しさを堪能するのに最適な時期。
けれども、この時期は観光客が多いため、早めの予約と準備が必要です。

雨季の10月から4月は雨が多く、視界が悪くなることもあります。
が、観光客が少ないため、静かに遺跡を探索できる可能性が高い。
また、雨の恵みで緑が生い茂り、乾季とは違う景色が見られるのも魅力です。

\マチュピチュ訪問時期の詳細情報は/
▶︎一生に一度のマチュピチュ・べストシーズン

旅の準備

旅行の持ち物のイラスト

マチュピチュへの旅は、適切な準備が必要です。
山岳地帯の気候は変わりやすく、一日の中でも気温差が激しいため、レイヤー式の服装がおすすめ。また、雨季にはレインコートや防水のハイキングシューズも必要となります。

また日焼け止めや帽子、サングラスは、高地の強い日差しから肌と目を守るために必須。
そして、十分な水分とエネルギー補給のための軽食も忘れずに持参しましょう(遺跡内では食事厳禁)。

健康と安全

マチュピチュの遺跡自体の標高は2,430mとすごく高いわけではありません。
ですがマチュピチュへの玄関口の街クスコは標高3,399mですし、道中も3,000m以上の高地を通ります。

高地での活動は高山病のリスクがあるため、体調管理に注意が必要です。
ちなみにワタシはペルーで何度も高山病になりかかりましたが…
頭痛はひどいわ、体を起こすのママならぬわ、呼吸シンドイわで辛かったです。

高地に慣れるために、到着後すぐに活動を開始するのではなく、ゆっくりと体を休め順応する時間を取ることをおすすめします。
また、必要に応じて医師のアドバイスを求めることも重要です。

さらに、遺跡の探索中は必ず指定のルートを歩き、安全な行動をこころがけましょう。
遺跡内は文化遺産だけでなく、自然への保護が求められる場所であり、その美しさを未来の世代にも引き継ぐための注意が必要です。

\高山病についての記事は/
▶︎マチュピチュ目前リタイア!なんて

マチュピチュのチケット(入場券)はどこで買う?

マチュピチュチケット公式サイトのトップ画像
公式サイトのトップ画像

さて、マチュピチュに到着してもチケットがなければ入場できません。
チケットは事前購入のみ。
遺跡は入場数が限定されているので、マチュピチュ行きを決めたらチケット確保必須です。

ペルーに到着してから購入する方法もありますが、長期滞在の人向き。
エアチケットと同時に、マチュピチュのチケットも取るべきだと思います。

遺跡の中だけを見る or 遺跡外のポイントも堪能する

マチュピチュの観光は、もちろん遺跡内の見学がメインです。
ですが…「ワイナピチュ」「マチュピチュ山」に登り、そこからの遺跡を一望にするのも人気。

【チケットの種類は大きく3種類】
・マチュピチュ遺跡の見学のみ
・マチュピチュ遺跡+マチュピチュ山
・マチュピチュ遺跡+ワイナピチュ

まだ、マチュピチュに興味をもったばかりの人には、なんのこっちゃ分かりづらいですが「マチュピチュ山」「ワイナピチュ」の2語を頭に入れつつ、マチュピチュの資料を見ることをおすすめします。

遺跡の中だけ見るにも5種類のルート

チケットは▶︎公式サイトで購入しますが、スペイン語仕様(英語も選択できますが、いつのまにかスペイン語に変わります)。
*めげずに翻訳アプリを駆使して進みましょう。
むずかしいことはありません。

マチュピチュ遺跡だけを見学するのでも、5つのルートがあります。
各ルートには見学する場所とおよその所要時間が書かれているので、表示される地図を見ながらルートを選びます。

この地図に書かれた見どころをメモして、さらに資料をチェックするのがベスト。
「全部見たいぜ」という人も、ここでのチェックはだいじです。

入場時間も選びます

マチュピチュのチケットは、購入時に日付だけでなく入場時間も選ばなくてはなりません。
遺跡の保全のために、遺跡内に入る見学者数をコントロールするためです。

最初の入場時間は、朝の6時。
最終の入場が14時です。
遺跡内の滞在は最大4時間までとなってます。

最初に紹介した「ワイナピチュ」や「マチュピチュ山」にも登るとなると、いずれも遺跡の入場が6時・7時・8時でないとチケットは購入できません。

▶︎チケット購入の公式サイト

まとめ

最後に。
マチュピチュ遺跡を十二分に楽しむためのまとめです。

1. アクセス: マチュピチュへの道のりは大変ですが、その先にある感動は、必ずやその労力に報いてくれます。
準備をしっかりと行い、自身の体調と天候を考慮に入れて出かけましょう。

2. 見どころ: 遺跡内には数多くの見どころがあります。
古代の建築物、神秘的な祭壇、壮大な風景など、ただ見ただけでは分からないものばかり。
下調べ、とてもだいじです。

3. 体験: そしてマチュピチュはただ見るだけではなく、体験することでその魅力を最大限に感じることができます。
自然と歴史に触れ、それらがもたらす感動を体全体で感じてみてください。

4. ベストシーズンと準備: マチュピチュのベストシーズンは乾季の4月から10月ですが、雨季でも独自の風景を楽しむことができます。
時期に合った装備と準備が必要です。

5. 歴史と謎: マチュピチュは古代インカ文明の歴史と謎に満ちています。
その歴史を理解することで、遺跡の魅力をより深く感じることができます。

6. 保全: マチュピチュの保全は、訪問者一人ひとりの行動によって左右されます。サステナブルな観光を心掛け、この美しい遺跡が未来の世代にも受け継がれるようにしましょう。

以上がマチュピチュ遺跡のまとめです。
この壮大な遺跡を訪れることは、一生に一度の体験となるでしょう。
その歴史、文化、そして自然との調和が織りなすマチュピチュの魅力を、ぜひ自身の目で見て、心で感じてください。

*日本からの詳しい行き方や列車やバスの予約については
▶︎マチュピチュへのアクセス

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