「死ぬまでに行きたい場所」として、マチュピチュを挙げる人は多いです。
「いつかは行きたい」と思わせるその引力は、謎多き世界遺産「新・世界の七不思議」のひとつというのが、とても大きい。
ナンデあんな山奥に?
ドウやってあんな巨石を、山の上まで上げたの?
?が、尽きません。
ナンデ?とドウ?のオンパレード。
こころ惹かれます。
そんなマチュピチュ9つのミステリーをご紹介します。
目次
マチュピチュ「謎の扉」とは?

マチュピチュは、アメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって、1911年に発見されました。
ちなみにこのビンガム氏、映画『インディ・ジョーンズ』のモデルになった人
で、マチュピチュ発見以来の発見といわれたのが、この〝マチュピチュの隠し扉〟です。
2010年に隠し扉の存在が明らかになって10年経つも…
石を積み上げた扉の向こうには
皇帝!?を埋葬したと思われる墓や金銀財宝の副葬品が
金属探知機などのハイテク機器によって確認されてるにもかかわらず…
いまだ政府の許可がおりることなく、調査は宙に浮いてます。
つまりは、謎のまま。
入り口をおおう石を取りのぞくことで、マチュピチュの構造を、どんな危険にさらすことになるか分からない、というのが政府の見解です。
国家の宝、人類の宝だから慎重にならざる得ないですが…早く見たいよねぇ。
いったい何のためにできたかマチュピチュ?
Google Earth マチュピチュの3D地図*立体で見ると、いかにマチュピチュが2つの山にはさまれた場所にあるかがわかります。
地図を拡大表示すると3Dでマチュピチュの位置関係を見ることができます。
見つけられない場合は、「グーグルアースのマチュピチュ3D地図」から見てみてください
マチュピチュは、マチュピチュ山(=老いた峰)とワイナピチュ(=若き峰)をつなぐ切り立った尾根に、出現した〝天空都市〟。
すそ野からは絶対見ることのできない〝隠れた都市〟です。
なぜあんな山奥に、街をつくったのか?
スペインから逃げるためだったのか?
この謎は発見以来つづいています。

ワタシA
マチュピチュが発見されたときは、征服者のスペインから逃れた最後の砦「ビルカバンバ」だと思われてました

ワタシB
後でほんとうの「ビルカバンバ」が見つかったんで、この説、消えたんでしょ
マチュピチュをこの場所につくった意図の謎は深まるばかり。

宗教施設が有力説
いま、もっとも有力とされてるのが、
インカ信仰の対象である〝太陽〟を研究する宗教施設だったという説。
大きな理由のひとつとして、マチュピチュ遺跡は、南北を高い山にはさまれた尾根の上にあるので、東西の方角がひらけていて、太陽を観測、研究するのにピッタリだからです。
ハイラム・ビンガムのチームが発掘した遺骨を、全部女性のものと間違え「太陽の処女」の寺院と仮説を立てたとも言われています。
結局遺骨は、男女半々でしたが。
ほかにも、皇帝の別荘、日本でいう那須の御用邸的なものだとする説もあります。
だから、側近の王族・貴族の屋敷もあるとされますが、この不便な地に別荘というのもちょっとムリがあるような。
王族・貴族の屋敷があるのは、みな、太陽神を支える神官だったからともいわれてます。
謎の技術|鉄の道具ナシで石をカット!?
どうやって10トンもの石を、標高2,430mもある山の上まで運んだのか?

ワタシA
遺跡近くに採石場があるので、そこから切り出したとする説と
いやいや、この辺りだけじゃこんなたくさんムリでしょとする説とに分かれます

ワタシB
採石場も1ヶ所じゃなかったとか?
この切り立った尾根じゃ、コロを使って運ぶなんてムリだもんね

ワタシA
結論は、わからないというコトで。
想像の余地があってヨシとすべきかもですね


このインティワタナは日時計といわれてます
製鉄技術はなかったが、石の加工技術を知っていた
- 岩の割れめや穴に水をふくませた棒を入れて、膨張する力を使う方法。
穴などの大きさや深さ、角度などを考えながら、イメージ通りの形にする技術をもっていたようです。 - また、使用する花崗岩(かこうがん)を、より硬い黒曜石(こくようせき)で加工することも習得してました。
だからヘンテコな形の「インティワタナ」も削れたわけです。
積んだだけの石が地震国ペルーで崩れないという謎

カミソリの刃1枚通さないインカの石積み。ピシーっと積んで、〝つなぎ〟をまったく使ってません。
ペルーは日本と同じ地震国ですが、デモ平気
表面上はただ積んでるだけに見えますが、中で、凹凸のかみ合わせの細工がされているので、ビクともしないんです。
この細工を、強度の違う石で削りながらしてたナンテ…気が遠くなるような作業。
インカの石積み職人さんは、根気のかたまりです。
でも、じつはマチュピチュの石積みにも、つなぎに粘土とか使ってる石積みもあります…通路とか倉庫とか。
さほど重要じゃない石積みは、見映えもさほど気にしないのでということらしい。
マチュピチュの水の謎|水源はどこだ!

マチュピチュには水路が張りめぐらされてて、16ヶ所もの水くみ場があります。
水源はおそらくマチュピチュを抱くマチュピチュ山のどこかだろうとはいわれていますが、いまだ水源の発見にはいたってません。
そして、遺跡の地下に張りめぐらされた水路がどのようにつくられたのかも、もちろん、遺跡全体を掘り起こしてみなくては分からないという。

高低差を利用し、いまだに水を遺跡中に行き渡らせている技術力は、そうとうなものだということしか…分かりません。
マチュピチュ、謎の宇宙人説

マチュピチュから発掘された遺骨の中に、あきらかに、通常より長い頭部の遺骨があります。
そう、それはまるでエイリアン…宇宙人グレイ…
この辺りの風習で、幼児期に頭部をしばって長くするようなことがあったようです。
ほかにもこうした遺骨が発見されているので、
ちょっと似てはいますが宇宙人グレイとは関係ないようです。
マチュピチュ最大の謎は

謎が最大というより、スケールが最大。
この風景のどこかにヒトの顔が見えませんか?

こんな感じで、マチュピチュを90度起こすと…
マチュピチュをつくった皇帝パチャクテクの横顔が現れます!
皇帝は、この景色が見えたたからこそマチュピチュをここに築いたとまで考える人も。
発見されてから100年経つのに…
依然、謎の多いマチュピチュ。
それは、インカの人たちが文字を使うことをしなかったためで、歴史を伝える記録がないからです。
正確には、記録がまったくないわけではありません。
「キープ」という、紐に結び目をつくって数を表したりしていたものが、少ないですが残ってます。
ただこのキープですら、最近少し解読が進んだという状態。
まだまだとうぶん、マチュピチュの謎が解明されることはないでしょう。
でも、だから魅力的なのかも。
ミステリアスなところがあるから、ヒトはマチュピチュに惹かれるし、訪れたいなと思う。
人間も、ちょっと謎めいてたりすると…気になるじゃないですか!
で、そんな謎に満ちたマチュピチュも魅力的ですけど、ほかにも見どころはたくさんあるので、【マチュピチュ】遺跡のナニがスゴいか探検してきてからの【見どころ完全版】に熱く、語ってみたので読んでみてください。
Copyright © tabi-travell.com All Rights Reserved.
4 件のコメント
自分も宇宙人やUFOは半信半疑でしたが、数年前の早朝、空中に
巨大なクリスタルホワイトの三角錐型の物体が微動だにせず浮かんで
いたのを見た時からやはり この宇宙には何かがある事を確信しました。
だいたい、この地球は無害の水、酸素、数万年の比較的安定した気候を
施す月の大きさと地球との距離、放射線を防ぐオゾン層存在・・・
生命が生きるのに うまく出来過ぎていると思いませんか。
又、光の速さは30万㌔/Sを超えない。例え動いている物体から光を
放っても。
重力は重さや大きさや質量に関係なく、空気抵抗がなければ全ての物体は
同時に着地する。全くもって不思議であり、何らかの理由があってこの
仕組みができているのではないでしょうか?
松平様
私はまだそうした経験がないのでナンとも。
でも、夢がありますよね
宇宙人説>最近の最新調査の結果が発表されました。
頭部が長いのは生まれた後に伸ばしたのではなく、元々
頭部が長く、その証拠に現在の人間より脳が入る容量が
25%入る形状をし、ミトコンドリアも地球人のDNA配列とは
異なっているという発表でした。
すなわち、地球人の人間ではなく、異星人種の可能性が極めて
高いという事です。
松平 様
貴重なご報告ありがとうございます!
こうした遺跡は解明が進むほど謎が深まったりもしますね。
地球外生命体の可能性、なんだかワクワクしてきます。
私も調べて、記事に追加させていただきます。
ありがとうございました。