マチュピチュの遺跡って、実際ナニがスゴいのか検証してみた【見所完全版】

マチュピチュ
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もうね、とにかく人気の世界遺産、マチュピチュです。

日本だけじゃなくって、世界中の観光客を魅了してますからね。

2016年には過去最高の141万9507人が、マチュピチュを訪れたとか。

で、マチュピチュの何が、そんなに人を惹きつけるのか?

秘境と呼ぶほどの山奥に、「空中都市」としてコツゼンと姿をあらわすドラマチック性。

発見されてから100年経つも、いまだ多くの謎に包まれてる神秘性。

そして、アンデス山中に築かれた人類の英知に感銘する…とかしないとか。

早朝5時起きで見た、陽の光を浴び輝くマチュピチュと。

そぼ降る雨に濡れた幻想的なマチュピチュと。

ぞんぶんに味わってきたので、その魅力、たっぷりご紹介します!

たどり着くまでの至難が、遺跡のありがたみを増す

日本からだと、マチュピチュまでゆうに30時間(日本からマチュピチュまでの行き方を全力でまとめてみた)。

最低どこかで1泊しなきゃ、マチュピチュにはたどり着けません。

途中、3,000m越えの高地で高山病になるリスクもあります(マチュピチュの高山病対策5つ!標高のせいで登れなかったらシャレにならないヨ)。

とどめのアグアスカリエンテス村(マチュピチュ村)からのバスは、つづら折れのカーブの連続で…

ぐるんぐるん揺られて30分。

ようやくたどり着けるのが、マチュピチュの入り口です。

 

はは…

思ったよりショボイ…

 

マチュピチュの入口

で、チケットとパスポートを見せて、イザ! 遺跡へ、です。

しばらく細い石畳の道を行きます。

そこから、上り坂がジグザグ…ここもつづら折れってやつですね。

人ひとり通れるって幅なんで、渋滞になります。

だからけっこうゆったりペース。

そんなにきつくないと思いつつ上ってましたが、15分くらいつづくと、シンド。

いちお標高2,430mあるんで、東京のハイキングスポット、高尾山登るよりはキツイです。

で、分かれ道にきても、狭くて急な階段をとにかくズンズン上がります。

(階段上らずに真っすぐ行くと、遺跡の中に入ります)

このあたり、無口になるポイント。

40段もある段々畑エリアです。

1段約3mなんで、上まで上がると120m上がることになります。

と、パッと視界が……開けます!

 

おーっ!

ほぅー!

ひゃぁ!

 

マチュピチュ

峰に広がる「空中都市」ってヤツです。

思ってたより全然広い。

約200軒の家がならぶ街のスケールなんで、圧巻であります!

 

えっ? 

字がジャマ?

 

マチュピチュ

屋根はカヤとかアシなどの植物だったようで、さすがに遺ってませんが、きっちり石組みの家だの神殿だのが遺ってるのがスゴい。

(いくつか屋根を再現させてる家もあります)

なんせ、15世紀半ばから建てはじめられたもの。

日本の戦国時代のころのもんですからね。

立派です。

さすがの人気No.1世界遺産です。

 

ま、ここにたどり着くまでのたいへんさが、感激2割増しにはします。

「30時間! そんな思いまでして、行きたくないわ」という人、けっこういますから。

 

ワタシ的には、マチュピチュ行きが決まってたのに足首骨折して…

いままでの人生、いちばん必死でリハビリに取り組んでからのこの場所なので、感激ひとしおでありました。

 

 

やっぱ、人生といっしょ。

苦労が大きいほど、手にしたときの喜びもまた、大きいみたいな。

 

 

さすがにクールなワタシもちょっとオセンチになりました。

かのスティーブ・ジョブスが「旅のプロセスにこそ価値がある」といったそうですが、ほんとそう。

目的地であるマチュピチュの驚異は、その行程ふくめての素晴らしさなんだと思います

まさにの空中都市…マチュピチュ

ひとまず感動したところで、さらに上を目指します。

〝バカと煙は高いところが好き〟ですが、コレ旅人のこと。

パリに行ったらエッフェル塔。

ロンドン行ったらザ・シャード展望台。

どんなにチビでも、ドローンには乗れませんからね。

最初に、できるだけ上から見ておくと、街の〝だいたい〟がつかめます。

マチュピチュの場合は「見張り小屋」がポイント。

〝見張る〟くらいですから、高い場所。

マチュピチュ内の地図

で、欲張りなワタシは「見張り小屋」より、も少し高い場所まで移動。

だって、この眺望ですもの。

マチュピチュ全景

さっきより隔絶感、あります。

やっぱ〝空中都市〟です。

マチュピチュは、パチャクテク皇帝というインカ帝国を最大最強にした王さまによって建てられたといわれてます。

発見当初は、征服者スペインから逃れた最後の砦「ビルカバンバ」では? といわれてたけど、最近は、王族の離宮だったという説でほぼ決まり。

ま、この隠れた天空都市を見ると、ビルカバンバと思いたくもなります。

切り立った尾根にあるので、下から絶対見えませんからね。

 

でも、なんで離宮なのに、こんな辺ピなとこ?

 

宗教的な意味合いが濃かったらしいです。

そのあたりのことは、遺跡の街に下りてから。

まずはマチュピチュの〝空中〟っぷりを満喫しましょう。

 

そしたら次は、ちょっとマニアックなパワスポに行きます。

マチュピチュ、もうひとつのパワースポットに感動

マチュピチュの段々畑

で、「見張り小屋」まで下ります。

そこからさらに下りて、左に行けば遺跡の中ですが…

まだまだ。

それは最後のお楽しみ。

「見張り小屋」より右へ。

 

こっちに来る人、あまりいない。

ゆえに、静か。

でも、ただの山道ちゃうんか?

 

ちょっと行くと、かつて帝国中に張り巡らされていた「インカトレイル(インカ道)」につながります。

道自体はそんなにキツくないですが、ここから先は正直、マチュピチュ中級編。

マチュピチュを知り尽くしたい人はぜひ!

遺跡を楽しめればイイワという人は、7 遺跡のキーワードは、とにかく〝太陽〟

までスキップして、ここスルーでどうぞ。

マチュピチュのパワースポット

で、15分も歩くと、一枚岩の巨石が…

ガイドさんにすすめられて、岩に身をゆだねてる人ふたり。

どうやら女性が病気のようで、この巨岩のパワーをもらいにきてたようです。

マチュピチュの遺跡自体がパワースポットで、中でも太陽と地上をつなぐ「インティワタナ」という岩には、たいへんなエネルギーがあるといわれてます。

でも、ひっそりとしたこの場所にズッコーンとあるこの巨岩のほうが、どうみてもパワーがある感じがしました。

高さ10m、いや15mくらいでしょうか。

マチュピチュ

なもんで、ワタシもこの岩に抱きついて、パワーをもらってきました。

じんわり、エレルギーがチャージされた気がします。

 

これ以上強くなってドウシタイ? 自分…

マチュピチュ遠景

で、振り返ると、マチュピチュが眼下遠景に。

トレッキングでマチュピチュを目指す人たちは、逆方向からやって来るので、ここを通りながら「おー、後もうちょっとだぁ」と思いながら歩くわけです。

にしても、この整ったインカ道はスゴいです。

いまから500年以上前にあった道ですからね。

帝国中に張り巡らされてたこの道、インカ道

マチュピチュのインカ道

幅2mくらいのインカ道をずんずん行きます。インカ帝国勢力図

敷石が大きいのと、決してフラットではないので、決して歩きやすくはありません。

雨も降ってきましたし…スベる

でもこんなきちんとした道が、15〜16世紀に、帝国中に通ってたってスゴくないですか!

かつての強大なインカ帝国は、北はコロンビアの一部にまで達し、南はチリ、アルゼンチンにまで広がってました。

東は、現在のボリビアの半分くらいまでを支配してたとか。

その帝国中、延べで40,000kmにもわたって、インカ道が通じてたんだそうです。

で、物資だったり情報だったりが、この道を行き来してたと。

まさに驚異のインカ・ネットワーク!

おやすみ処「タンボ」と情報飛脚「チャスキ」

この壮大なインカ道には、各地に「タンボ」という宿泊所があったといいます。

旅人とかが泊まるんですけど、ここ、物資の貯蔵庫、保管庫でもあったらしいです。

イザというときの食料とか用意してたんでしょうね。

で、約3kmごとに俊足飛脚のふたりの「チャスキ」がスタンバイしてたそうです。

情報だいじ。

広い帝国内、何かあってもスグに王さまに情報が届くシステムができあがってたわけです。

この「チャスキ」のスピード、1日で167kmとも278kmとも記録が残ってます。

3km全速力で走って、次の「チャスキ」にバトンタッチ。

にしても、スゴいスピードです。

精力増強剤として知られる「マカ」はペルー原産ですが、「チャスキ」たち、この「マカ」食べて、だいじな仕事に備えてたなんて説もあります。

なんか分かんないけど、バリバリだわね。

で、そんなことを考えながら、15世紀のインカ道を歩くタイムトラベル感は、なんかスゴいことだと思います。

「太陽の門」まで行ってトレッキング気分を味わう

マチュピチュ太陽の門

で、さっきのパワースポットから30分くらい行くと「太陽の門」、インティプンクです。

かつて、マチュピチュへの入り口は、8つ。

ここはそのひとつですが、関所としての役割を果たしてたといいます。

でも、なによりビックリなのは、夏至の日に、遺跡の中にある太陽の神殿からこちらを仰ぎ見ると、ちょうどこの「太陽の門」から日が昇るように計算されて建てられてることです。

ピラミッドにしても何にしても、ほんと昔の人の天文に対する知識と、それを建造物に表現しようって意欲はものスゴいです。

まぁ、太陽の威厳を最大限に利用しようってコトだとは思いますけど、やるよねぇ。

で、ここからマチュピチュを見下ろすと、バスでぐるんぐるん揺られながら来たつづら折れとかも見えます。

なんか、やっぱマチュピチュって秘境だと、つくづく感じます。

マチュピチュ太陽の門
Inca trail from Cusco to Machu Picchu in Perú. Day 4. First view of Machu Picchu before sunrise from Inti Punku. Slide taken, scanned and post-processed by author and post-processed with The GIMP.

遺跡の前に、さらなるマチュピチュ感動編

マチュピチュ山
Photo by Ashim D’Silva.

来た道を戻ります。

いよいよ遺跡に入る、その前に。

 

まだ、引っ張ります。

お楽しみは、最後に。

 

標高3,082mのマチュピチュ山に登ります!

マチュピチュ上級編です。

くどいようですが、遺跡を楽しめればイイワという人は、7 遺跡のキーワードは、とにかく〝太陽〟までスキップして、ここスルーでどうぞ。

 

でも、せっかく30時間かけて行くんだからという欲張りな人は、ここ登ってください。

「見張り小屋」に戻る途中、分かれ道があるので、そこが登山口です。

入山が午前7時〜11時までで、午後2時には下山しないといけません。

こちらも入山するのにチケットが必要です。

 

細い石の階段を上ること2時間。

標高3,000mを超えるので、高山病の心配もあります。

水分補給をしながら、ゆっくりと上ることです。

でも、階段なので、ワイナピチュ(マチュピチュの向かいの山)よりは登りやすい。

これまた絶景が待っているので、無口になりながらも上りましょう。

頑張った人だけが、見られる絶景です。

マチュピチュ遠景

またしても

さらなる

感動…

マチュピチュは、苦労をいとわなかったものには必ず、何かを与えてくれます。

そこはちょっと人生と違うかも。

だからこその人気なのかもしれない。

マチュピチュ山を下山したら、今度こそ、ついに!

遺跡の中に入ります。

遺跡のキーワードは、とにかく〝太陽〟

マチュピチュ内の地図

もう1度遺跡内の地図を見てみます。

「プリンセスの寝室」とか「刑務所」とか…気になる場所はありますが…

やはり、重要なのは〝神殿〟宗教セレモニー系のところです。

まずは、ゲートの中へ。

マチュピチュ・シティゲート

なんか、雰囲気ありますよね〜

で、ていねいに積まれた石組ですが…一切ツナギは使われてません。

積んであるだけ。

ペルーも地震の多い国ですから、ヒョエーですが…大丈夫。

このあたりも、マチュピチュ・ミステリーのひとつです。

じゃまず、ゲートに近い「太陽の神殿」から。

冬至と夏至の光が射しこむ「太陽の神殿」

マチュピチュの太陽の神殿

「太陽の神殿」は、2フロアになっていて、上がこんな感じ。

窓がふたつあって、東の窓は冬至の朝、南の窓は夏至の朝に、太陽が射しこむように設計されてます。

真ん中の巨石は謎。

で、石を積んでるだけで曲線を表現してるって、スゴいです。

 

下はこんなになってます。

マチュピチュの太陽の神殿

これ「王家の墓」なんじゃないかといわれてますが、こちらも謎。

インカの人たちは、文字をもたなかったので、解明に便利な記録がほとんどないんですね。

でも、考古学者じゃない一般ピープルには、夢広がっていいのかも。

夏至の日の出と「3つの窓の神殿」

マチュピチュの3つの窓の神殿

さらに神聖な場所にある「3つの窓の神殿」

そのまんまです。

しかもお掃除中…

この3つの窓は、夏至の日の出の位置を示しているのだとか。

またしても夏至です。

やっぱり昼間の時間がいちばん長い…太陽の恩恵が最大限受けられる夏至の日って、特別だったんでしょうね。

重要な建造物は四角い石でできてる

マチュピチュの主神殿脇

これは「主神殿」のサイド部分。

マチュピチュでは、神聖な場所ほど四角くて、なめらかな表面の石を使っています。

だから、石組を見れば、重要かどうかがすぐ分かる。

これも民衆を納得させるには、だいじなアピール方法ですよね。

この記事の、2 まさにの空中都市…マチュピチュで、マチュピチュは宗教的色合いの濃い、王族の離宮だったと考えられてると書きました。

なんでも、最大に広がった帝国を治めるのに使ったのが〝太陽信仰〟なのだとか。

もともとあった太陽信仰を、マチュピチュをつくったパチャクテク皇帝が自らの父を太陽とするよう神話を塗りかえたといわれてます。

で、そうしたことをマコトシヤカにするために、マチュピチュを作ったともいわれてるんです。

こんな辺ピな場所=より太陽に近い、高い場所だったというわけ。

で、いよいよ主神殿奥の小高い丘にある「インティワタナ」太陽をつなぎとめる場所に行きます!

マチュピチュ最大のパワスポ!?

マチュピチュのインティワタナ

うっ…

これが「インティワタナ」

マチュピチュのなかでもっともスピリチュアルな…

最大のパワースポットっていわれても、ニワカには信じがたい変テコな形の石です。

なんかなぁ、日時計みたいといえば日時計的な…

先端部分は東西南北を示していて、この対角線上を、冬至の太陽が通過するんだそうな。

冬至=1年でもっとも昼間が短いから、それに合わせての「インティワタナ=太陽をつなぎとめる場所」というネーミングですかね。

期待が大きかっただけに、ちょっとカッくしだったんですけど…

見てると、みんな、この岩に手をかざして、パワーをチャージしてます。

ロープが張ってあるので、触っちゃいけないから、ギリギリ上にかざす感じ。

ま、せっかく来たんですから、ワタシも手をかざしておきました。

効果は分かりませんけど…

その気になりやすいタイプなんで、ナンカ元気かも!

最後は、マチュピチュのコンドル

ちょっと拍子抜けのパワスポから、最後、地図の左上にある「聖なる岩」をめざします。

「聖なる岩」は女性の上半身の形をした岩で、かつては金がかぶせてあったというものですが…

残念ながら、工事中で見れませんでした。

で、そこから少し下りた「コンドルの神殿」へ。

マチュピチュのコンドル岩

コンドルが両翼を広げて、クチバシをとがらせてる感じ、分かりますか?

 

ま、ちょっとキビシイか…

マチュピチュのコンドル神殿

オレンジの線が翼とクチバシなんですけど…

 

コンドルは、インカの時代、「神へのメッセンジャー」だったので、とても大切に扱われてそうです。

あの、悠然と滑空する感じが、神とつながってる感じがしたんでしょうね。

マチュピチュ上空にも、飛んでてくれると雰囲気出るのですが…

このあたりにはいないそうです。

気になる人は→【ペルー旅行1・2日め】世界最大の鳥、アンデスコンドルに会ってきたよを読んでみてください。

まとめ

正直、マチュピチュのすべてを1回で味わいつくそうなんて…

ムリです。

お天気の心配もあるし、最低でも2回はマチュピチュを訪れる計画にすべきだと思います。

だって…30時間もかけて、行くんだから。

マチュピチュを紹介する記事も、1回ではとても書ききれません。

まだ、最近人気の「ワイナピチュ」が残ってます。

マチュピチュの謎、ミステリーについてもご紹介しないとです。

to be continued

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