アジア最高レベルの空間とサービスを提供してくれるとウワサの「ゲンティン ドリーム」号。
初心者でもストレスなく楽しめる〝ラグジュアリーだけど堅苦しくない〟クルーズと、評判です。
で実際、どうなの? ということで、体験乗船してきました!
シンガポール発の3泊4日クルーズ。
人気のマレーシア・ペナンとタイ・プーケットに寄港して、思いっきり楽しみます。
乗船記第1弾。
まずは「ゲンティン ドリーム」号、船内の様子とお楽しみの一部をお伝えします。
第2弾の記事は【シンガポール発アジアンクルーズ】濃縮3泊4日のペナン&プーケット巡り
目次
アジア初のプレミアム客船「ゲンティン ドリーム」号
この「ゲンティン ドリーム」号は、アジアで初めてのプレミアム・クルーズラインである「ドリームクルーズ」の客船ですが…
プレミアム・クルーズってなに?
クルーズにはランクが3種類あります。
- クイーンエリザベスみたいな超豪華な客船のクルーズ「ラグジュアリー」
- ラグジュアリーとカジュアルの中間に位置する「プレミアム」
- ファミリーやグループに最適な「カジュアル」
で、「ゲンティン ドリーム」号は、2.のカテゴリーの「プレミアム」。
超豪華ではないけれど、乗客1人あたりのクルーの人数が1.7人と手厚いサービスが期待できます。
オーシャンビューと広々としたスペースが確保されていて、客室の70%以上がプライベートバルコニーの付きという仕様。
「プレミアム」客船の中でも、なかなかハイクラスなクルーズ船なのでした。
![ゲンティン ドリーム号のクルーの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream002.jpeg)
自由度はカジュアルレベルというのも嬉しい
いわゆる「プレミアム」ランクのクルーズだと、食事の時間やテーブルが決まっていることも多いです。
ドレスコードの指定もあったりで、キュウクツに感じることも。
ところが「ゲンティン ドリーム」号では、好きな時間に、好きなレストランで食事ができます。
服装もいちおう「スマートカジュアル」となっていますが、カジュアルで全然OK。
お洒落したい人はお洒落を楽しんで〜というレベルで、じつに気が楽なクルーズなのです。
で先に、気になる料金は… 3泊4日のクルーズで6万8600円〜! オールインクルーシブ(食事・アクティビティ込み)で、約1日1万7000円〜。 なまじのリゾートホテルより断然、安いです。
ゲンティン ドリーム号のキャビン選び
![バルコニー付きのキャビンの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream003.jpg)
まずは船室=キャビン。
今回ワタシが泊まったのは「バルコニー ステートルーム」。
20平方m〜あるので、まったく狭さを感じません。
バルコニーが付いているので、オーシャンビューなだけでなく外に出られるのが嬉しい。
潮風に吹かれながら、ゆっくりコーヒーを飲むなんてことができます。
もちろんキャビンにはコーヒー&紅茶のセット有り。
バスルームも洗面台広し。
快適至極の「バルコニー ステートルーム」
![キャビンのバスルームの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream004.jpg)
洗面ポーチの置き場所に困るなんてことがありません。
そしてシャンプーなどのアメニティは、姉妹ブランドで上位クラスのクリスタルクルーズが運営する自社スパのもの。
リンスインシャンプーではなく、ちゃんとコンディショナーと分かれているので、髪がガビガビにならずに済みます。
しかも歯ブラシまで用意されているという。
まさに〝アジアのおもてなし〟で、とっても満足のいく仕様です。
ちなみにこの「バルコニー ステートルーム」の3泊4日ツアーの料金は、2人1部屋で9万円代。 もちろん食事やアクティビティの付いたオールインクルーシブです。
![キャビンの様子の画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream005.jpg)
リーズナブルな「インテリア ステートルーム」
キャビンの中で、いちばんリーズナブルなのが「インテリア ステートルーム」で13平方m。
船の内側にあるキャビンなので、窓がありません。
でもプールやスパで過ごして、夜、寝るだけと割り切れば十分の広さ。
窓がなくとも圧迫感は感じませんでした。
クルーズに慣れてる人ならこの「インテリア ステートルーム」でOKかも。
ベッドから海が見える「オーシャンビュー ステートルーム」
![オーシャンビューのキャビンの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream0056.jpg)
窓辺にベッドのある「オーシャンビュー ステートルーム」16平方m。
列車の旅を考えたら、このキャビンも全然広いです。
海を眺めながらゴロゴロできるのも、喜ばしい。
「バルコニー デラックス ステートルーム」
通常のキャビンではいちばん広い「バルコニー デラックス ステートルーム」。
でも22平方m〜なので、ワタシが泊まった「バルコニー ステートルーム」とさほど違いませんでした。
「ゲンティン ドリーム」号には、このほかスイート以上のキャビンで構成される「パレス」というカテゴリーがあります。
この「パレス」だとバトラーサービスや専用施設があり、ほぼ「ラグジュアリー」クルーズと一緒のお楽しみ。
ラグジュアリーなこの「パレス」についてはまた後日、ご報告しますね。
35カ所以上もあるレストラン&バー
![ゲンティン ドリームでワインデキャンティング画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream007.jpeg)
「ゲンティン ドリーム」号は総トン数151,300トン。
全長は東京タワーより長い335mです。
この数字、ピンとこないかもですが、大型客船の中でもビッグサイズ。
だから、レストランやバーなどがずらっと35カ所以上、バラエティに富んで揃ってるという喜ばしい客船なのです。
乗船記第一弾としてはまず、無料で(クルーズ料金に含まれている)楽しめる3つのレストランをご紹介します。
- 朝・昼・夜、中華のコースメニューが楽しめる「ドリームダイニングルーム」デッキ8
- 朝・昼・夜、中華と西洋料理が楽しめる「ドリームダイニングルーム」デッキ7 (セミビュッフェ形式で、メインディッシュだけ注文します)
- 朝・昼・夜の食事&24時間設置のスナックや軽食が楽しめる「リド」デッキ16
ちなみに「ゲンティン ドリーム」では、1日最高6食まで無料で食べられます!
ドリームダイニングルームで全8品の豪華中華コース
![ドリームダイニングの内観の画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentingdream008.jpg)
入り口といい店内といい、想像以上にエレガントな「ドリームダイニングルーム」。
この辺りが「カジュアル」クルーズとの違いでしょうか。
でも、そこは中華。
みんなワチャワチャ食べてて、気楽です。
![魚料理の画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentingdream009.jpeg)
肝心のお味はどうかといえば…
エッ、マジ美味しい。
上の写真、メインディッシュの一皿めに出た「季節の魚の揚げ物甘酢かけ」なんて、サクサク&しっとりのミックス食感でバッチリでした。
しかもコースは全8品。
![ドリームダイニングの中華セットの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream010.jpeg)
深夜に羽田を出発し、早朝からシンガポールを観光して乗船というスケジュールだと、メニュー選びもある意味おっくうで…
コースでバンバン料理が出てくると、とても嬉しかったりするのでした。
しかもビュッフェじゃないので、テーブルにサーブしてくれる。
1日の終わりの夕食は、ここ「ドリームダイニングルーム」のデッキ8がおすすめです。
リドの各国競演一皿盛り朝食も楽し!
![レストラン「リド」内観画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream011.jpg)
デッキ16つまり船の16階にある「リド」は、まず見晴らしが、快適。
アウトドアにもテーブルがあるので、お天気の良い日は外での食事もいいかもです。
で「リド」は、多国籍料理のビュッフェスタイル。
「ゲンティン ドリーム」のレストランの中でいちばん広い「リド」なので、それはもう世界中のごはんが食べられます。
なによりビュッフェだから…
点心とおかゆの組み合わせにちょっとカレーも食べて、おまけにパンケーキもいっちゃうナンテことができるのです。
もうね、夢のよう。
![ビュッフェ盛り合わせの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream013-min.jpeg)
![ビュッフェの点心の画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream012-min.jpeg)
質の高いエンターテイメントに眠気吹っ飛ぶ
![ゲンティン ドリーム号のショーの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream013.jpeg)
食事同様、クルーズ料金に含まれているエンターテイメント鑑賞。
船内いたるところで大なり小なりのエンターテイメントが催されてはいますが、ここはやはり「ゾディアックシアター」へ。
この「ゾディアックシアター」は映画やショーが楽しめる本格的な劇場で、連日さまざまなプログラムを提供してます。
ワタシは『SONIO』と『チャイナズ・ガット・タレント』という2つのショーを観ましたが、控えめにいっても面白い!
飽きなかったです。
最新パフォーマンスのSONIO
![ショーの一場面の画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream014.jpeg)
「ゲンティン ドリーム」号の船体デザインをモチーフにしたショー「SONIO」は、このクルーズのシグネチャーとなっているショー。
アクロバティックなパフォーマンスあり、ダンスや歌ありの構成を音楽や照明がさらに盛り上げるという1時間。
さすが、飽きさせませんね。
副題が「2つの夢のお話」となっていますが、船体に描かれた絵を思い浮かべながら観ると、さらに幻想的です。
![ゲンティン ドリーム号の船体画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentindream015-500x311.jpg)
コンテスト番組を劇場化したショーも
![ゲンティン ドリーム号のショーの画像](https://tabi-travell.com/wp-content/uploads/2019/07/gentingream017.jpeg)
中国で大人気を博したリアリティシリーズ『チャイナズ・ゴット・タレント』のファイナリストを集めたショー。
こちらも楽しかった。
出演者の年齢もパフォーマンスの種類もいろいろなので、最初から最後まで面白く観れました。
1時間足らずと、時間がコンパクトなのもいいのかも。
子どもも大人も楽しめるエンターテイメントです。
ゲンティン ドリーム号第1弾乗船記まとめ
「ゲンティン ドリーム」号のキャビンやレストラン、エンターテイメントをご紹介しました。
でも、まだまだ序章。
ほんの一部です。
- 「パレス」という上級カテゴリーのキャビンやレストラン
- 有料のレストランやバー。ジェラート屋も…
- エンターテイメントは「ゾディアックシアター」以外でもさまざま
そしてなにより、寄港地ペナンとプーケットでのお楽しみがひかえてます。
「ゲンティン ドリーム」号のファシリティも、まだまだたくさん。
スパあり、海上を滑空するジップラインあり、クラブありって…
寄港地や船内アクティビティについてご紹介している第2弾は
【シンガポール発アジアンクルーズ】濃縮3泊4日のペナン&プーケット巡り
第3弾では上級カテゴリーについてをご紹介
【クルーズ船ランクの選び方】緊張しないで豪華客船気分を味わいたい
第4弾ではシンガポール発の利便性についてご紹介してます
【初めての海外旅行】に! 強力おすすめ外国発ショートクルーズ
ゲンティン ドリーム号のクルーズツアー
今回の「ゲンティン ドリーム」号のシンガポール発3泊4日のクルーズ。
羽田と関空発着の同様ツアーがあるのでご紹介しておきます。
シンガポールでの半日観光と空港〜港の送迎が付いてます。
8月8日、17 日出発と9月14日、10月24日出発の4ツアー。
いまから駆け込み夏休みにいかがでしょう?
上質なプレミアム船 ゲンティン・ドリームで行く シンガポール・ペナン・プーケットクルーズ 6日間 Aコース
取材協力:ドリームクルーズ日本語公式サイト
この記事を書いているのはトラベルジャーナリスト【旅オモ】管理人プロフィール
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