【ロアーレ城】は映画のロケも行われたスペイン1の美城

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ロアーレ城の全景画像

北スペイン・ピレネーのふもとに、ロアーレ城はあります。

辺ぴな場所ですが、年間10万人を超える人が訪れるほどの人気。

たしかに、美しい。

岩山を背景に、平原を見下ろすように立つロアーレ城は、〝中世の城〟のイメージ通りの城でした。

中世の雰囲気抜群のロアーレ城

ロアーレ城の遠景画像
エブロ川流域の平原を見下ろすロアーレ城

くもり空のせいもあって、姿をあらわしたロアーレ城は、いかめしい要塞の趣き。

円塔をいくつももつ城砦に囲まれた姿は、まさに〝闘う城〟な感じです。

リドリー・スコット監督が映画『キングダム・オブ・ヘブン』の冒頭シーンの撮影に選んだのが、このロアーレ城

孤城の雰囲気といい、保存状態のよさも映画にはうってつけだったと思われます。

映画は十字軍を扱ったものですが、ロアーレ城はレコンキスタ(国土回復運動)のために築かれた城。

対イスラム教徒との闘いという意味では共通するものがあります。

主演のオーランド・ブルームがロケに来たときは、ふもとの村の女子たち、大騒ぎだったとか。

気持ち、分かります。

レコンキスタの城砦、眺め最高

ロアーレ城エントランスからの全景画像
城壁の門を入り、ロアーレ城の入り口へと向かう

駐車場からトコトコ1分。

天気が回復してきて、青空になってまいりました。

ロアーレ城の塔のある城壁
この城壁にあるゲートをくぐってイザ城内へ

この円塔のある城壁って、ゲームとかでもおなじみの〝中世の城〟感満載。

修復もされているのでしょうが、とてもコンディションがよいです。

この城壁は城の後、13-14世紀につくられたもの。

甲冑着たオーランド・ブルームがいても違和感、まったくありません。

ロアーレ城入り口前からの平原の景色画像
エブロ平原を睥睨(ヘイゲイ)…

城の入り口に入る前に振り返ると、この景色。

ロアーレ城はローマ時代の要塞の跡に、11世紀後半、対イスラム教徒との闘いのために建てられました。

だから、敵の動きが見張れて、防御もできる小高い丘の上に立ってます。

標高およそ1,000m。

晴れてくれたので、ロアーレ城が平原を見下ろしてる感じがとてもよく分かります。

うーむ、これなら登ってくる敵めがけて矢を射ることができます。

ロアーレ城入り口の画像
城に入る前に見上げましょう

いよいよロアーレ城の中へ。

入り口のアーチの上に見えるチェック模様は〝ハカチェック〟といい、サンティアゴ巡礼の道しるべになってます(一般的にはホタテのマークですが、北スペインではこの市松模様も巡礼へのサインです)。

ロアーレ城あっというまに修道院

ロアーレ城内の鐘の画像
小さな階段の上に鐘

じつはこの闘うためのロアーレ城

一度も戦闘してないのだそう。

城ができたころには、レコンキスタの最前線がもっと南下していて、闘う必要がなかったと。

で一転、修道院として活躍します。

12世紀につくられた教会は最初王宮として、後にサンタ・マリア教会になりました。

ロマネスクのサンタ・マリア教会

ロアーレ城内にあるサンタ・マリア教会
かなり広い教会です

上階に位置するサンタ・マリア教会は、いまはガランとしていますが王さま肝いりの教会だったので、かなりの権威をもっていたのではないでしょうか。

ロマネスク様式なので素朴ではありますが〝ハカチェック〟といい、シンプルながら優雅な雰囲気。

小さくて細長いアーチが多用されているからかもです。

聖母子の彫刻の画像
聖母子像

キリストを膝に抱えた聖母マリアは〝椅子のマリア〟と呼ばれてるらしい…

なるほど。

ロアーレ城の柱頭彫刻も見てて飽きません。

アラバスターのはまった窓の画像
白いアラバスターの窓を通した柔らかな光が印象的

アラゴン州ではじめて見たアラバスター(雪花石膏)のはめられた窓。

イタリアのラヴェンナではアンバー(琥珀)のはまった窓を見ましたが、白い窓もピュアな感じでステキ。
ラヴェンナ観光で、圧巻のモザイク画にシビれてみる【イタリア】

大小の礼拝堂や地下聖堂もあるこのロアーレ城

かなり広いので、ぐるぐる回ってみます。

教会のテラスからの風景画像
テラスから見えるのは、緑に広がる平原

と、教会部分から出る前に教会のテラスから風景を。

王さま気分の見下ろす感が味わえます。

屋上に出ると要塞な雰囲気が遺ってます

ロアーレ城の屋上への通路
屋上への通路

屋上はさすがに手が回らなかったのか、少々くずれ気味。

でも、通路の上を見上げると、上から攻撃できるようになってたり…

城内の通路の画像
入り組む城内の通路

なんかこう通路が入り組んでいたり、段があったりで、かんたんには敵に攻め込まれないようになってます。

こういうところは万国共通。

日本の城と同じです。

ロアーレ城への行き方など

ロアーレ城の看板の画像
看板には冬季の休み・月曜しか書いてませんが…旅行前にサイトで確認ですね

ロアーレ城のある県の県庁所在地であるウエスカからバスで、約40分。

タクシーでも30分はかかるので、バス発車時刻のタイミングしだいですね。

タクシーだと3,500-4,000円かかるもよう。

チケットを、駐車場にあるビジターセンターで購入してから、城に向かいます。

毎日ガイドツアー(スペイン語)が行われていて、英語・フランス語のガイドツアーもあります。→ロアーレ城のサイトのでガイドツアーの時間割を見る

ガイドツアーの料金は入場料と合わせて、6ユーロ(約760円)。

ツアーの時間に合わない人は、同じ料金で音声ガイドが借りられます(残念ながら日本語はナイ)。

ガイドツアーの予約はサイトからできます。

Castillo de  Loarreロアーレ城
住所

Centro de Acogida al Visitante del castillo de Loarre , Huesca , Aragón,Spain

営業時間10時〜19時(3月1日〜6月15日・9月16日〜10月31)・10時〜20時(6月16日〜9月15日)・11時〜17時30分(11月1日〜2月28日)
休み月曜(11月1日〜2月28日は日月火曜)
公式サイトロアーレ城のサイト
料金4.5ユーロ(約570円)
電話+34-974-342-161

お天気がよく、映画『キングダム・オブ・ヘブン』好きだったこともあり、とても楽しめたワタシです。

思っていた以上に端正な城でした。

北スペインに行くならおすすめスポットです。

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