飛行機の中で寝れなくてモンモンとする…
到着後すぐアクティブに行動したいのに、機内で寝れないのはツラいです。
とくに深夜便での移動で寝れないのはつら過ぎます。
とはいえ、枕だフットレストだとそろえると、手荷物がどんどん膨らむ。
だから、これさえあればの安眠最終兵器2点をご紹介。
「ノイズキャンセリング」と「リカバリーウェア」です。
ゆったりした服装だとかは基本。
あとは機内でまかなえる代用品で、寝方を考えるのがコツです。
できるだけ身軽に、ぐっすり寝る方法。
ただし切り札グッズ2点は、ちょっと高額です。
でも現地ですぐ行動できるコンディショニングを得られるから、それだけの価値はあります!
目次
飛行機の騒音に「ノイズキャンセリング」絶対!
切り札グッズ1つめは「ノイズキャンセリング」。
飛行中の騒音を消すために、耳栓という選択肢はありますが…
断然、ノイズキャンセリングです。
機内の騒音レベルは、機種にもよりますが70〜80デシベル。
古い地下鉄の車内と同じくらいにぎやかで、集中して作業できないレベルです。
飛行機のエンジンに近い場所だと、80デシベルを超えて、ゲームセンター店内と同じくらいにもなります。
こりゃ寝れんわ。
で、耳栓のほうが当然、ノイズキャンセリングより安い。
耳栓なら高くても500円くらいだし、安いものは50円ほどで買えます。
でも、人気の耳栓、MOLDEX(モルデックス)で、マイナス30デシベル前後の遮音性能。
昼間の住宅街の騒音レベルにしかなりません。
ノイズキャンセリングなら、98%前後の遮音率で、夜間の静かな住宅街レベルになります。
ノイズキャンセリングは、一度でも使ったことのある人なら、病みつき。
二度と手放せなくなること請け合います。
ジェット機内の〝ゴーッ〟という連続騒音から解放されると、体力もかなり温存できる。
[su_note note_color=”#fffee0″ text_color=”#170000″ radius=”19″]ノイズキャンセリングの仕組みは、内蔵したマイクが騒音を拾い、その騒音を打ち消す音波を出力することで、騒音を聞こえにくくするもの[/su_note]
飛行機でもビジネスクラス以上だと、だいたいの航空会社はヘッドホンタイプのノイズキャンセリングを用意してます。
でも、ヘッドホン…あのデカイの着けて寝れないですよね。
だから、イヤホンタイプのノイズキャンセリングを自前で持っていくべき。
お値段いろいろ5,000円くらいから30,000円くらいです。
毎年、海外に行く人やビジネスで出張という人には、快眠フライトのためなら高くはない出費だと思います。
毎日の通勤に、気持ちよく音楽を聴くのに使ってる人も多いです。
ワタシはBOSEのノイズキャンセリング派
ちなみにワタシが使っているのは BOSE(ボーズ)のノイズキャンセリングイヤホン Quiet Comfort 20です。
ノイズキャンセリングといえばBOSEというくらいのブランド力で、中でもこれは定番のタイプ。
機内で使うのに便利なことに、人の声など必要な音だけ聞こえるようにするAwareモードがついてます。
CAに話しかけられても、いちいちイヤピースを外さずにすむのが喜ばしい。
それと、 BOSEのイヤーピースは独特の形状で密着度が高いので、ゴロゴロ横になって寝てもフィット感がいいので安眠できます。
でもブランド力がある分、ちょっと価格が高いのがタマにキズ…
↑
さらに高額の後継モデルもあります。
ワイヤレスでノイズキャンセリングレベルが調整可能になってます。
ただ連続使用可能時間が10時間なので、ロングフライトには微妙…
コスパで選ぶならSONYが人気
Boseと人気を二分しているのがSONYのノイズキャンセリングです。
まず価格が安い!のが最大のポイント。
とくにSONY ワイヤレスノイズキャンセリングレシーバー MDR-NWBT20Nは、周りの騒音を98%カットして、6,000円前後の価格というのがステキ。
ただしこちらはBluetooth接続専用です。
→SONY ワイヤレスノイズキャンセリングレシーバー MDR-NWBT20Nを見る
いずれにしても、フライト以外、新幹線や深夜バスの乗車時も使えるので、思い切ってノイズキャンセリングを手に入れましょう。
*「グローバルWiFi」だと海外WiFiをレンタルするときに、イヤフォンタイプのノイズキャンセリングも借りられるので、試してみてもいいかもです。
→海外WiFiをレンタルしてボーズのノイズキャンセリングも借りる
耳栓との圧倒的な違いを実感できます!
飛行機での新しい寝方!リカバリーウェア!?
もうひとつの切り札が「リカバリーウェア」です。
リカバリーウェアとはアスリート(運動選手)が運動後、速やかにコンディションを取り戻すためのウェア。
で、このリカバリーウェアもいくつかのブランドがありますが、ワタシは世界的な評価の高い「VENEX(ベネクス)」のものを愛用してます。
ゴールドメダリストたちも愛用
ナショナルチームのスポーツトレーナーをしている友人も、選手のリカバリーのために持参すると聞きました。
有名トレーナーも使っているようです。
【ドクターズマルシェ】体操・内村航平選手を支える今井聖晃トレーナー愛用! リカバリーウェア&クロスの効用とは https://t.co/0GgeyIhk7k pic.twitter.com/84UufeinSJ
— biz-journal (@biz_journal) 2018年5月1日
【羽生結弦選手もVENEXを履いてた!】
2019年3月23日、フィギュアスケートの世界選手権の試合後、羽生結弦選手がTVに生出演していました。
そのとき履いていたのはバッチリVENEXでした!
2013年のISOP(世界最大のスポーツ用品見本市)では、金賞を受賞した商品です。
科学的な根拠のある新素材でできたもの
VENEX公式サイトの商品効果によると:
ベネクスリカバリーウェアは、着て休むことで、人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させることを目的に開発された、休養時専用ウェアです。
とあります。
東海大学・神奈川県・ベネクス社による産学公連携事業で開発された、プラチナなど数十種類の鉱物を織りこんだ特殊素材でできています。
多くの臨床実験が行われて開発されたとありますが…
INFORM という学会の記事には
- 抗酸化成分の効果
- ストレス物質の軽減
- 血流量増加と疲労改善
- 副交感神経の進展
- 免疫力アップ
- 素材の安全性
これらの試験結果が掲載されています。
→ベネクスの素材についてのINFORMの記事
PHTが発する電磁波が、自律神経と副交感神経に作用して、筋肉の緊張をほぐして血流を増加させ、疲労回復そして安眠へと導くのだそうです。
ワタシも明らかに眠りに落ちやすくなり、起きたときも爽快とまではいきませんが、寝れた感があります。
機内で熟睡できたので、日常のパジャマ代わりにもこのリカバリーウェアを着るようになりました。
最近、登山・アウトドア用品の老舗「好日山荘」でも取り扱うようになったので、ますます信頼度は高まったのではないかと思います。
飛行機では、睡眠グッズ、フル装備で寝る!
ワタシは効果が実感できたので、全身フルカバーできる一式を持ってます。
Tシャツがちょっとおダサイのですが、女子用レギンスはまんまレギンスとして使えるのでおすすめ。
アイマスクも眼に〝じんわり〟効きます。
そして、脚のむくみにも効果があるので、もう手放せません。
加圧系のむくみ防止ソックスは、締めつけて筋肉のポンプ作用をサポートしますが、このリカバリーウェアは締めつけずに血流がアップするので、心地よさが違います。
で、問題はお値段。
正直高いです。
商品ラインナップはけっこう充実してますが…
- Tシャツで9,720円
- レギンス10,800円
- ネックウォーマー(キャップとしても使える)3,888円
- アイマスク3,132円
これでも安いフルセットです。
全部買ったらカナリこたえる金額ではありますが、アイマスクがよく売れるようなので、小物で自分に合うか試すのがよいかと。
人によっては、まったく効果ないじゃんと感じる人もいるとは思うので。
飛行機で寝る方法【基本編】
飛行機で寝るための切り札グッズ2点をご紹介しましたが、安眠の基本をおさえているのが前提です。
基本は、当然の準備として考えましょう。
機内安眠のおさらい:
座席 | エンジン音の少し静かな前方席・比較的空いている可能性の高い後方席・寄りかかれる窓側席・自由に動きやすい通路側席 | 事前の準備としてもっとも大事。 座席は好みが分かれるので、自分に適したシートを事前に確保。3人席の真ん中だけは、絶対、避けたい |
防寒 | 飛行機の中は思いのほか寒いことが多い | 羽織るもの・ショール類を用意 毛布を配布していたら迷わずゲット |
騒音 | ジェット機の騒音・人的騒音 | 耳栓・ヘッドフォン |
遮光 | 常夜灯・読書灯によるまぶしさ | アイマスク |
姿勢 | 不十分なリクライニング | ゆったりとした服装 エアーピロー・フットレスト |
赤字のアイテムが、改善・削減したいものです。
耳栓に関しては、最初の→飛行機の騒音に「ノイズキャンセリング」絶対をお読みください。
エアーピロー・フットレストは、機内のものや他のもので代用を考えます。
飛行機の枕だって、使い方しだい
U字型のエアーピローは持っている方も多いと思います。
空気を抜けばティッシュサイズになりますが、カメラやPCだの機内持ち込みの荷物が多いと、どれだけ小さくなっても邪魔。
機内の枕に、頭を乗せるのではなく、首の後ろにあてがうように使います。
これでだいぶ首がラクになるはず。
フットレストはバッグで代用
ときおり、小さなハンモックのようなものを吊って、足を乗せている人を見かけます。
具合よさそうだなぁとは思うものの、やはり荷物は増やしたくない。
機内持ち込みバッグをできるだけハードで、適度な厚みのものにして、前の座席下に入れて足置きにしましょう。
エアーピロー・フットレストはあれば便利なものですが、荷物が増えるのはやはり極力避けたいです。
このほか、熟睡するための音楽やサプリ、睡眠薬などを準備する人もいると思います。
音楽は、ふだんから寝るときに、イヤフォン装着で聴いている人ならよいかもしれません。
でも、慣れていない人にとっては、耳障りなだけということもあるので、慎重に選びましょう。
睡眠のためのサプリや薬は、正直、効果に個人差があるものなので、自分に合うものがあるなら持っていけばという感じです。
ワタシは最終手段として安定剤を用意してますが、できれば飲みたくはないです。
どうしても翌日に影響が残るので…
ひとつだけおすすめできないのは〝睡眠不足で飛行機に乗れ〟というもの。
理屈に合っているようで、体調管理の面で、全然、合ってないからやめたほうがいいです。
〝寝不足でフライトに備える〟については、次で説明しますね。
若くても飛行機では寝るべきだし、寝不足搭乗キケン
ワタシも若いころは、徹夜明けで飛行機に乗り込み、ワイン呑んでガ〜っと寝るというのがお約束でした。
が、30歳を超えたころからなかなか厳しくなってきます。
食事にアタったこともあり(機内で誰もそんな気配はなかったのに)……。
パリまでのフライト中、ほとんどトイレにいた経験をもつ身としては、無理は禁物とこころに誓いました。
睡眠不足で体調が悪いと、貧血になったり、飛行機酔いを起こしたり、ツラい飛行機頭痛になったりする確率が高くなるようです。
もちろん、ならない人もいます。
でも、機内の環境を考えたら、無謀な睡眠不足での搭乗はやめたがいいです。
水平飛行中の高度における機内気圧は約0.8気圧程度で、標高約2,000mと同じ環境です。(富士山5合目くらい)
出典:JAL公式サイトの「プライオリティ・ゲストサポート」
機内を暗くして乗客を眠らせようとするのは、CAの仕事を増やさないようにしているだけではなくて…
乗客の体力を温存させるためでもあるんです。
飛行機での高速移動は、体内に活性酸素を増やします。
狭い座席だから身動きも取りづらく、ストレスもたまります。
だから、たとえ体力に自信があっても、映画を観るのは1本くらいでやめて、あとは寝ましょう。
〝出発の前から、睡眠時間をフライト時間に合わせる〟。
こういうアドバイスも中にはありますが…
これができる生活を送っているなら、フライト時間ではなく、旅先の現地時間に合わせるのが合理的です。
とにかく、飛行機での安眠にはお金を惜しまないことです。
旅先でのコンディションを考えたら、元は取れます。
そして、無理は禁物。
機内での悪条件を考えて、万全の体調でフライトに備えましょう。
では、よい旅を!
*機内での〝騒音〟に関しては、こんな記事も書いています→飛行機で赤ちゃんと乗り合わせたら⤵︎って…喋くりオバサン同乗と何がちがうのっ!
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