ペルーといえばまず、マチュピチュ。
でも、標高3,810mのチチカカ湖も〝驚き〟という意味では負けてません。
むしろチチカカ湖はインカ発祥の地、さらにはプレ・インカ(インカより前)の歴史があるところ。
マチュピチュなんのそのです。
そして…ふしぎ発見的な、まぁビックリが連続するところでもあります…
とはいえ、観光立国ペルー。
そんな辺境の地なれど、ルレ・エ・シャトーに加盟というお洒落なホテルがあります。
これもある意味驚きなんですが…
このホテル「ティティラカ」の至れり尽くせりのサービスもまた、サプライズ。
ボートを駆っての「チチカカ湖の島巡り」や「地元クラフト家族訪問」「遺跡ツアー」と、思う存分楽しませてくれます。
わずか2泊ながら、満喫のチチカカ湖。
ホテル「ティティラカ」の驚きの素晴らしさをご紹介します。
目次
富士山より高い標高、驚異のチチカカ湖の脅威
チチカカ湖は首都リマの東南。
約1時間半のフライトで、湖の北西にあるフリアカ空港に到着です。
mapを拡大すると、ホテルの名前Titilaka「ティティラカ」のちょっと左にプーノという街があり、このあたりではココがいちばん大きい街。
チチカカ湖を訪れる人は、このプーノにあるホテルに泊まる人が多いです。
で、「ティティラカ」はもっと田舎にあります。
空港があるのはプーノの街の北、フリアカというところです。
チチカカ湖は標高が3,810mもあるので、ペルーの旅の後半に行くのがベスト。
ワタシの場合は、3,400mのクスコという街で高山病にやられかけましたが、チチカカ湖行きはその旅の後半だったのでだいぶ体が慣れてラクでした。
(マチュピチュの高山病対策5つ!標高のせいで登れなかったらシャレにならないヨ)
それでも、一日中頭は痛かったですし、かなりシンドカッタですけど…
ペルーならではの空気感が味わえるホテル
で、ホテルです。
ペルーは北米の観光客だけでなく、ヨーロッパからも10時間ちょいの観光地。
なので、欧米系のラグジュアリーなホテルが、とてもたくさんあります。
もちろんそうしたホテルも、特に古い建物をリノベートしたところなどイイ感じなので、おすすめではあります。
ベルモンドのホテルやスターウッドのラグジュアリー・コレクションなどなど。
でも、1,2軒はペルー系のラグジュアリーホテルに泊まるととても楽しい。
欧米系と泊りくらべすると面白み倍増です。
ここティティラカは、偶然、マチュピチュ村の観光記事(→【マチュピチュ】村の観光も楽しみます!温泉まであるガイドまとめ)でご紹介した「インカテラ」と同じペルー人が経営するホテルでありました。
インカテラより新しい分、インテリアなどはより洗練されている感じ。
おおっ! ペルーならではの配色。なんてのもあって、楽しめマス。
バスタブが深くてちょっと日本仕様。
シャワーブースは別にあります。
床がナチュラルな木なので、素足にやさしい。
この下からそこはかとなく床暖房の温もりが伝わってくる感じデス。
バスソルトを頼むと、かわいいチビバケツに入った、きれいな色のソルトが届きます。
高山病に効果のある「ムニャ」が入っているので、ゆっくり浸かって体を高地に順応させるという具合。
おいしさにこだわるホテルが素敵
ティティラカは、この辺境の地にあってのルレ・エ・シャトー加盟ホテルということもあり、食に対する意識の高さはハンパない。
ホテルでの食事はもちろん、エクスカーション先で食べるランチにも手を抜かないところが、魅力デス。
写真は、チチカカ湖のタキーレ島でのランチ。
ホテルからシェフ自らが島に同行して、食事の用意をしてくれます。
もちろん島では満足のいく設備がないので、あらかたホテルのキッチンで準備された料理ですが、温め直しや盛りつけなどなど目を配ります。
もちろんサービスのスタッフも同行して、ワインを注いだり皿をサーブしたりと大忙し。
そしてお味はもちろん満足の星3つで、スパークリングワインも飲み干してしまうという午餐とあいなります。
デザートのホオズキは、ペルーではゴールデンベリーとかインカベリーいってとてもよく食べます。
スーパーフードのひとつで、ヴィタミンがとっても豊富。
ちょっと感激したのが、食後のムニャティー。
マチュピチュでは高山病対策に、とにかくコカの葉を食べたり、コカティーを飲んだりしてたのですが、ここチチカカ湖ではムニャのほうが効くとすすめられます。
で、メニューにはなかったのだけれど、頭も痛くなっていたので、ムニャティーを注文。
と、あっさりOKで、出てきたのがコレですよ。
軒先にでも生えていたかのムニャの一枝が入っている。
で、みるみるカップのお湯がグリーンになっていくという、強力な雰囲気の一杯でありました。
タキーレ島の小高い丘にしつらえられた、ランチ用のガゼボ。
見晴らしがよくていいのだけれど、タキーレの高いところは3,900m近くあるわけで…
ココに行くまでの100m近い高低差が、はは…キツイ。
島の女性は…こんなに薪をしょって、歩いてましたが…
標高に慣れないワタシには、とても無理デス。
チチカカ湖ならではの旅ができそう
このホテルの魅力は、エクスカーションやアクティビティが豊富なことというのもあって、それはもういろいろなものが用意されてます。
チチカカ湖のアイランドホッピングをはじめ、ピクニック気分で出かけてサイクリングも楽しんじゃうものとか、歴史的な建造物などや遺跡、マーケットに連れて行ってもらうなどなどが。
オールインクルーシブの料金外で、オプショナルになるけれども、国境を越えてボリビアに行って帰ってくるなんてのもあります。
ローカルホテルならでは! と思うものには、地元の祈祷師を呼んでお祈りしてもらうなんてのもあります(コレも別料金)。
チチカカ湖はその眺望の素晴らしさを堪能するだけでも十分ではありますが、文化的にも歴史的にもユニークなところだけに、このホテルがエクスカーションに力を入れているのがよぉ〜くわかります。
気になる料金は、1泊15万円前後。
オールインクルーシブといえど高いと思うか否かはお財布しだい。
感想としては、決して安くはないけれど、ここに泊まってこのサービスなら、アリではあると思います。
TITILAKA
Lake Titicaca, Puno, Peru
電話:01-700-5100
http://titilaka.com
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