ドバイには凄いホテルが山のようにありますが…
こぢんまりと落ち着いて、しかもお洒落にアラブを感じさせてくれるホテルのピカ1は、「ワン&オンリー ロイヤル ミラージュ」しかありません。
しかも、ラマダン時期(2024年は3月10日〜4月8日予定)なら、およそ40%オフで泊まれるので、これまたおすすめです。
[6万円の部屋が3万6000円で泊まれるラマダン・マジックについては、コチラの記事をどうぞ]→ドバイのラマダン。この時期の観光はお得過ぎてメチャ楽しい【2020版】
目次
ドバイだもの、アラブな雰囲気がなくっちゃ
と、高層ビル街のドバイなので、ホテルもたくさん林立してます。ただ、どれだけ趣向を凝らしても、高層ビルは高層ビルなんで、全体の雰囲気は似ちゃいますよね。
客室のインテリアがアラブでも、部屋に至るまでの雰囲気も大切ですし。せっかく日本から10時間以上もかけて飛行機に乗っていくのだから、やっぱりアラブらしさに囲まれたいと思います。
高層ホテルより、低層ホテルがおすすめ
そこでおすすめなのが、低層ホテルです。低層ホテルはドバイにも何軒かあって、どこもアラビックな雰囲気を演出していて素敵です。
がやはり、 No.1は「ワン&オンリー ロイヤル・ミラージュ」。ここがいちばん洗練されてる。〝ナンバ〜1で、オンリ〜1 ♫〟な、欲張りなホテルです。
で、このホテルには雰囲気、インテリアの異なる3つの建物がありまして、
- アラブの宮殿をモチーフにした「ザ・パレス」
- いちばんアラブの雰囲気むんむんの「アラビアンコート」
- 隠れ家的な「レジデンス&スパ」
いずれの建物もアラブらしさに包まれていて、すっごくドバイに来た気分に浸れます。
[ホテルの敷地図]
ホテル内での部屋くらべ
ちょっと客室を比較してみます。全部リーズナブル料金の部屋、8月の平日料金です(この時期は暑いのでかなり安い)。
「ザ・パレス」の「スーパー・デラックスルーム(45平方m)」はシンプルシックですが、ヘッドボードの柄や鏡の縁の細工などがアラブ〜。
24年4月25日の最低料金4万9976円(公式サイトでの換算)。税・サービス込みだと6万9329円。
もっともポピュラーな「アラビアンコート」の「デラックスルーム(50平方m)」はちょっとアラブ感がアップ。カーテンの透かしにも注目です。
24年4月25日の最低料金4万9303円(公式サイトでの換算)。税・サービス込みだと8万2269円(
上記の部屋と税・サービス料がかなり違うのが?ですが…とりあえず公式サイトの掲載です)
「レジデンス&スパ」の「プレステージルーム(58平方m)」はグッとクラシカルな雰囲気。鏡の形やちょっとした細工にアラブな感じを演出してます。
24年4月25日の最低料金7万2069円(公式サイトでの換算)。税・サービス込みだと8万9127円。偶然、撮影した全室、若草色なインテリアでそろいましたが、知人の部屋は紫バージョンでした。
紫好きのワタシは、こっちのがよかったなぁ。と、ワタシが泊まった「アラビアンコート」の「デラックスルーム」、バスルームもご紹介しておきます。
シャワーブースが別仕様で、ちょいちょい壺とか飾ってあるのがいい感じでした。
ワン&オンリーのアラブ風を真似するのがおすすめ
このホテルに泊まると分かるのですが、とにかくセンスがいい〝アラブ〟の取り入れ方に抑制が効いているので、モダンなんです。だから、ちょっと真似したくなっちゃう。
夏なんかだと、エスニックなインテリアって、日本でもしたくなるじゃないですか!バリっぽいとか、タイ風とかもいいけど、ドバイ的インテリアっつうのもいいなと思わされます。
「ザ・パレス」でモロッコ風堪能
最初に建てられたのが、このパレス。ビーチフロントの宮殿ホテルで、231室もあるのに、とてもコージー。アラビア湾に面して開けているだけでなく、広〜い緑の庭園に囲まれているので、ゆったりしていて落ち着きます。
ロビーに入ると高い天井を彩るカラフルな幾何学模様。南国感あふれるアラブ風です。
ここはアラブの中でも、モロッコの雰囲気でまとめたスタイルとのことで、繊細な細工をほどこした飾り模様を見ていると、ちょっとスペインのアルハンブラ宮殿を彷彿させます。アルハンブラ宮殿をつくった職人さんたちは、北アフリカの人が多かったから、当然かもですね。
そしてこのロビーの奥にあるラウンジがまたお洒落。生花がふんだんに活けてあって、華やかっす。
ロビー階の下、ガーデンに出るスペースにもラウンジがあり、むちゃデコラティブだが絶妙という高度なインテリアが楽しめます。黒×白の市松模様とジュエリーブランドの「ヴァン・クリーフ アーペル」の〝アルハンブラ〟みたいな模様、並べますかっていうセンス。
で、外に出ると、こんな景色が。このパレス最大の魅力は、やはり海とアラブな庭園。薄暮に染まるアラビア湾が、美しい…
紫好きなら、ここのラウンジおすすめ
「ザ・パレス」のロビーラウンジは、紫がメインカラーなので、紫好きのワタシとしてはコーフンものです。紫+オレンジなんて、もうヤられちゃいますね花まで紫で攻めてくるので、たまらんです。
で、洗練されててモダンなんだけど、しっかり濃いアラブの香りというしつらえは、さすがです。
「アラビアンコート」がいちばんアラブしてる
「アラビアンコート」は172室。やっぱりこぢんまりしていて、ゆっくりできます。で、ここの空間も洗練されてるのですが、日本に帰ってからいちばん真似しやすいインテリアかも。
廊下のつきあたりのスペースや、ロビーやラウンジのコーナーなど、ちょこっとした場所にアクセントとして飾られているものが、おみごと。アンティークのタペストリーがあまりに素敵だったので、大胆にも売ってないのかと聞いたところ…
「マダム、これはホテルのオーナーが、趣味で集めたものなんで…」。イヤ、売りますよとかいわれなくてヨカッた。ワタシのお財布で買えるはず、ありません…
感化されやすいワタシ…日本に帰ってから、アラブな気分のまま花を飾ってみましたちょっと花瓶が小さいけど…
いちお研究してみた結果、ワン&オンリー的インテリアを真似するなら、まず色使いをコピー。次にアラブ的柄もの、幾何学模様とか唐草模様を少し取り入れる。写真じゃ分からないですが、ウチの部屋の壁紙も何気に唐草模様です。
で、味つけにタッセル。タッセル使いは、モロッコでもよくしてましたが、ほんとあのフサフサしたのが好きみたいです。
*ナチュラルリゾートのインテリアを参考にするならコチラのホテルがおすすめ→さすが!トリサラがプーケットの超高級ホテルの中で不動のNo.1の理由4つ【タイ】
〝すべて心得てる〟ホテルの高次元サービス
このホテルの取材は、なんせ広いのでたいへんでした。結局ホテル3軒分ですから。
で、早朝からカメラ片手にうろうろしたわけです。ま、不審者ですよね。ところがスタッフみんな協力的。ニコニコしながらゲートを開けてくれたり、被写体になってくれたり…これ、事前に送ったワタシの顔写真が、手配書のように各部署に配られているからなんでして。
顔写真を送れといわれたときには?でしたが、この対応に!。過去いちばん、取材のしやすいホテルでした。それだけセキュリティに配慮しているということでもあります。
連携プレイ、みごと
ま、みんな取材しにこのホテルに行くわけじゃないですけど〝ことほどさように〟気の利いたホテルです。3つの棟を行き来するには、シャトルバスがありますが、カートを呼ぶこともできます。この手配がじつに早い! イラチな日本人には、ものすごく嬉しいサービスです。
で、これだけ広くて3棟仕様の複雑さだと、「え、聞いてないっす」ということがままありますが…たとえば「アラビアンコート」のレセプションに、「ザ・パレス」のナイトクラブの予約を頼んだ場合とかですね。
3日間、すべてのことがスムースでありました。これって、意外かもしれないけど、かなりレアなこと。そして大げさじゃないけど感じのいいサービスが共通項という、なかなか唸りもんのサービスでした。
ホテル内8つのレストランから選べるので、おすすめ
各棟には、もちろんそれぞれレストランがあります。
- 「ザ・パレス」には4個のレストランとロビーラウンジとナイトクラブ
- 「アラビアンコート」には3個のレストランとサモワールラウンジ、ルーフトップテラス
- 「レジデンス&スパ」にはダイニングとラウンジのライブラリ
で、レジデンスのダイニング以外は、みんな自由に行き来が可能。レジデンスに泊まった人だけ、すべてのレストランが利用できるという恩恵にあずかれます。ま、ここ隠れ家かつスペシャルなんで。
ワタシは朝食をパレスとアラビアンコートで食べましたが、どちらも微妙に違ってておいしかったし、楽しめました。
朝食が2タイプ選べるなんて、贅沢だよね。どちらも卵料理をつくってもらいましたが、ほとんど待たずにつくってもらえました。左がアラビアンコートで、右がパレスのビュッフェです。
さらには、ボートで5分のところにある「ワン&オンリー ザ・パーム」のレストランを利用することもできるという素晴らしさ。ここのダイニングは、有名かつイケメンなフレンチシェフのヤニック・アレノ監修なんで、かなりハイレベル。
ワタシ、アーティチョークを食べましたが、過去最高にウマいアーティチョークでした。写真? そんなの撮ってる場合じゃないくらいおいしかったのヨ。
とまあ、ホテルのレストラン巡りをするだけで、かなり楽しめるという趣向になってます。で、食後。「アラビアンコート」の「ルーフトップバー」が感じがよかったので、さらにおすすめしておきます。はは…これも呑んじゃって写真撮ってないので、ホテルの画像です。
ドバイらしい、ワン&オンリーの人工感満載ビーチ
このホテルのプライベートビーチ自体は、もとからビーチではありますが、なんでしょうこの人工感。真後ろに高層ビルが迫ってくる感じは、ハワイのワイキキビーチとも、マイアミビーチともちと違う。
ビーチの幅が狭いのと、思いっきり整備されてるからか。人工チックなドバイらしい、ビーチなのでした。ちなみにプールは各棟にありますが、このビーチは「ザ・パレス」の前に開けてます。
思いっきり主観的評価
接客 | 親密でいて礼儀正しく、感じよさ抜群 | |
清潔感 | お掃除GOODで、調度品その他新しい | |
安全 プライバシー | セキュリティ万全・プライバシーも問題ナシ | |
料金 | 時期にもよるがコストパフォーマンス高い | |
レストラン | どこもおいしいが「ワン&オンリー ザ・パーム」のほうが印象的。朝食はビュッフェ+オーダー方式で、もう食べ放題よ! | |
客室 | 広さ45平方m〜・WiFiサクサク・インテリアNICE | |
雰囲気・客層 | アラビックな雰囲気最高・団体客ナシ | |
スパ | 本格的なハマムあり・良いスパだがスペシャルではない | |
アクセス | 空港・中心街までやや遠いのが残念 |
文句のつけどころはナイのですが、それではあまりに甘すぎるので、レストランとスパをGOODに、アクセスをイマイチにしました。いずれも不満はないですが、ここだけって感じの特別感がないのと、ちょっと出かけるには便利ではないので。
まとめると:
・「ワン&オンリー ロイヤル・ミラージュ」はアラブの雰囲気たっぷりのホテルで、そのインテリアは真似したくなるほどお洒落。
・3つの棟に分かれているが、どこでもツーカーなサービスが受けられる。そして、あちこち8ヶ所のレストランでゴハンが食べられる。
・さらには、ドバイらしい人工感たっぷりなビーチが楽しめるので、ドバイで泊まるならココしかないでしょってことです。
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