人生を変える旅…アフリカ。なにもナイことの強烈なインパクト

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アフリカの豹

 

トラベルジャーナリストという仕事をしています。

多いときで、1年の3分の1を海外で過ごすことがあります。

旅が日常になってくると、それはもう旅ではないんじゃないかと…

 

でも、しょせん通りすがりのツーリスト。

何年も海外暮らしをしたわけでも、世界一周したわけでもありません。

 

訪れた国、せいぜい7,80カ国。

強いていえば、何度も行ってる国多数ではありますけれど。

でも、これだけは言える!

 

ちょっとやそっとのことでは、驚かない。

驚いてばかりいたら、身がもちません。

 

そうです。

仕事柄、低体温、不感症…

 

だけど、アフリカのサバンナは違った。

 

わけもなく、涙が流れました。

目の前には草しかなかったけれど、ジンときました。

 

アフリカは、ヤバい。

ほんとうに、ヤバいです。

人生を変える旅は、突然に

アフリカのシマウマ

ワタシがこころ揺さぶられたのは、ボツワナという国です。

アフリカ大陸の真ん中、ちょと下にある国。

 

世界でいちばんダイヤモンドが採れるので、アフリカの中では裕福です。

ジモティたちに、悲壮感がありません。

 

で、サファリ、ワイルドライフも有名です。

アフリカでは、ケニアやタンザニアがサファリで知られていますが、ここボツワナのサファリも評価が高い

(ボツワナのサファリがいかに素晴らしいかは→【アフリカのサファリ】最新最強のおすすめを世界の旅プロたちに聞いて決定決行!

そんなサファリ取材が、編集長が行けなくなったということで、突然降ってわきました。

 

取り立てて、野生動物が大好きなわけではないですが、ボツワナなんて、それまで聞いたこともない国に行けるなんて!

ラッキー以外のなにものでもありません。

しかもそこに、よもやの感動が待ってるなんてネ。

思いもしませんでした。

 

そう。

人生を変えようかというデキゴトは、突然にやってくるものなんじゃなかろうか。

 

意図して変えられるなら、旅に出なくても変えられそうな気が…ちょっとします。

 

象もカバも…ワタシの人生を変えはしなかった

アフリカ象

長い首ゆらゆらのキリンが、空港のお出迎えにあらわれ…

道のド真ん中で水浴びする巨象をよけながらジープで進み…

池からヌゥッと顔を出すカバを横目に、キャンプ到着。

 

もう、とにかく夜明けとともに起きて、サファリに出かける毎日です。

 

あんまりしつこく追いかけ回したので、怒った象が、後3mまで迫るなんてこともありました。

バオバブの大木の下にテーブル広げてティータイム、だなんてお洒落なこともしました。

ガイドさんの真似をして、ビッグキャット(ライオンなどのネコ科動物)の足跡に目をこらしたりなんてことも、真剣にしてみました。

 

怒りん坊のカバたち相手に、モーターボートで暴走するとか…動物愛護の人が聞いたら眉をひそめそうなことまで挑戦。

 

で、1週間もしないうちに、ワタシすっかり野生動物好きの変な日本人に。

 

だけど、人生を変えたのは、そんなサファリ生活じゃありませんでした。

茫漠のサバンナ…なにもないって、すごいやん

アフリカの鷲

ある日、小高い岩に登りました。

古代のロックペインティングが遺る岩場。

ボルダリングとも呼べないほどチョロイ岩登りをして、素朴な古代人が描いたカモシカや象の絵を見たわけです。

 

で、ふりかえると…

ただただ草ぼうぼうの、サバンナ。

草しかありません。

 

大きな夕陽に、キリンや象のシルエットとか…

そんな感動的なシーンなんかじゃないです。

 

でも、広い。

ただただ広い。

 

地平線が丸いのを見たことがありますか?

ワタシは意外にもパリ郊外の田舎でと、このときのサバンナで丸さを体感しました。

真っすぐのはずの水平線が、視線の両脇でちょっと下がる。

地球の丸み。

なにもないから分かるカーブです。

 

で、そのなにもない状態。

ゼロ、ナッシングの環境って、ものスゴく心地よいのです。

 

日ごろから、ちっぽけな存在ではあると認識していても、人間、ほんとうに〝取るに足らない〟存在であることを突きつけられると…

切ないどころか、気持ちよい。

なんかイロイロ悩んでたこととかもいっしょに〝取るに足らない〟ものになるからですね、きっと。

 

これは、大自然だけがなせるワザ。

母なる大地って感じです。

 

でも、アフリカには、まだまだ奥行きがありました。

 

人生を変える旅どころか、人類の原点にふれたヨ

アフリカのカバ

人類の起源は、700万年ほど前の東アフリカなのだとか(諸説ありますが)。

で、およそ10万年前にアフリカでホモ・サピエンスが誕生して、世界中に広がっていったといわれてます。

 

「グレートジャーニー」

 

アフリカ大陸を北上して、ユーラシア大陸を東へ。

ベーリング海峡を渡って、北アメリカ大陸、そして南アメリカ大陸までの道のり、およそ5万キロ。

 

そんな、とんでもない昔の、ケタ外れの人類の旅を、草ぼうぼうのサバンナの景色が教えてくれる。

 

いや。

ワタシの妄想癖は、認めましょう。

 

でも「グレートジャーニー」起点のアフリカならではの妄想は、やっぱり、ワタシの人生を大きく変えました。

なんか、野性的なナニカがちょっと戻ったみたいな。

どこかワイルドなんですよね、それから〜

 

もう一度。

いや何度でも。

アフリカに行きたいっ!

 

みなさんも、ぜひ一度。

アフリカでのサファリの選び方については、コチラの記事が参考になります→【アフリカのサファリ】最新最強のおすすめを世界の旅プロたちに聞いて決定決行!

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ボツワナでのサファリについての情報は、コチラの記事をどうぞ→ボツワナ旅行で、サファリを10倍アツく感動体験するためには!

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