- 海外旅行で必要なアイテムを忘れないか不安
- 出発前の手続きや確認事項が知りたい
- 海外旅行に持っていくべき持ち物を教えてほしい
旅行の準備は楽しいものです。しかし、なにを持っていけばいいか迷う人も多い。
海外での取材訪問国80ヶ国オーバーのワタシが、海外旅行に必要な持ち物を解説します。
リスト化して紹介するので、準備はスムーズ。
最後まで読んで準備すれば、忘れ物なく旅行へ出発できます。
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目次
海外旅行の持ち物リスト
海外旅行に出かけるときは、持ち物リストをしっかり用意することが重要です。チェックリストをもとに準備を進めれば、旅先への忘れ物を防げます。
以下、必需品とその他必要な持ち物にわけての、詳しく解説です。
5種類の旅行マストアイテム
海外旅行の必需品は、スムーズな移動やいざというときに役立ちます。旅行に必要不可欠なアイテムは、5種類です。
- パスポートとビザ/電子渡航認証
- 航空券またはeチケットの控え
- クレジットカードと現地通貨
- 旅行プランや確認書類
- 海外旅行保険の証書
万が一忘れたら…トラブルどころか出発できないものも!
パスポートとビザ
海外旅行では、パスポートとビザが欠かせません(ビザ不要な国もある)。旅行計画中の方は、パスポートの有効期限をチェックしましょう。旅行終了後も、有効期限が6ヶ月以上余裕があることを確認してください。
▶︎パスポートの作り方はコチラから
パスポートには、入出国スタンプ用の空白ページが必要です。2ページ以上必要とされる国もあるため、ページ数も忘れずに確認。紛失に備えてパスポートを複数枚コピーしたり、デジタルで保存したりしておくのもおすすめです。家族や信頼できる友だちとは、パスポートとビザ情報を共有しておくのも有効です。
パスポートが汚れや破れなどで破損している場合は、入国拒否の原因になり得ます。ビザ(電子渡航認証)取得状況や入国要件の最新情報をチェックして、トラブルを未然に防ぎましょう。
航空券またはeチケットの控え
航空券やeチケットの控えは、搭乗手続きや確認のために出発時から到着時までの全フライトで必要です。eチケットの場合、予約確認番号やバーコードがふくまれるメールやアプリ情報が重要になります。
eチケットの場合、eチケット日程表(e-ticket itinerary)を印刷して持参すれば、移動中のスケジュール確認にも便利。万が一に備えて航空券の重要情報をコピーし、別の場所に保管するのもおすすめです。オリジナルのチケットを紛失しても、問題解決がかんたんに。
クレジットカードと現地通貨
旅行先でスムーズに買い物をするには、クレジットカードと現地通貨が必要です(国によってはUSドルやユーロがあると便利)。
クレジットカードは主な国際ブランドのカードを選び、海外利用手数料(海外利用手数料はクレカ会社の事務手数料で、1.6〜2.2%が目安)を確認しましょう。ヨーロッパではアメックスやダイナースは使えないところが多いので、VISAかマスターカードを用意。
利用可能額もチェックしておかないとです。はじめて海外でクレジットカードを利用するときは、クレカ会社に連絡する必要があるカードもあります。
現地通貨の準備も必要。到着前に、ある程度(日程によりますがワタシは1〜2万円分)両替しておけばとりあえずの食事や交通費で困りません。
外貨の両替についてはコチラの記事がお役に立ちます▶︎外貨両替、どこでがお得?
旅行プランや確認書類
旅行プランや確認書類は、トラブルに素早く対応したり、必要な場所にアクセスや連絡したりするために不可欠です。
- 旅行の日程表や予約確認書類のコピー
- ホテルや宿泊施設の予約確認書
- ツアーやアクティビティの予約確認書
- 移動手段(列車、バス、レンタカーなど)の予約確認書類
- 緊急連絡先一覧(大使館、クレジットカード会社、保険会社、家族など)
旅の効率化には、旅程管理アプリやオンライン予約サービスを使うのもおすすめ。オフラインでも使えるよう、地図や旅程ガイドをプリントアウトしておくと便利(オフラインでも作動するアプリもアリ)でしょう。重要な場所や日時を忘れないために、メモやリマインダーの準備も有効です。
旅行中、突発事項に遭遇することもあります!
さまざまな状況に対応できるよう準備しましょう。
海外旅行保険の証書
海外旅行保険の証書は、万が一の事態に備えて重要な書類です(*クレジットカード付帯の保険でカバーできる旅程もあり)。
緊急事態に素早く対応できるよう、保険会社の連絡先も掲載されています。証書は、英語や訪問国の言語で準備しておくとより便利。荷物紛失やフライト遅延など、特殊なトラブルに対する補償オプションの存在も証書で確認できます。
保険証券を持って行くことについてはコチラの記事でも詳しく紹介してます▶︎海外旅行に保険証? 日本の保険証も使えるの!
その他の持ち物
海外旅行では、必需品だけでなく多くのアイテムが旅の質に大きく影響します。その他の必要な持ち物リストを、カテゴリー別に解説します。
- 衣類
- 電化製品
- 医薬品
- 機内での快適グッズ
適切な準備で、予期せぬことにも対応できるようにしましょう。
衣類
海外旅行では、快適さと機能性を兼ね備えた衣類を選ぶのがポイントです。
- 旅行期間にあわせた服の枚数
- 目的地の気候にマッチした衣類(暖かい服、軽い服など)
- 応用のきく服、重ねて着れる服
- 歩きやすい靴(旅のスタイルによってはフォーマルなシューズも)
- 水着やビーチウェア(海辺やプールのある目的地の場合)
- アクセサリーや必要なファッションアイテム
- 下着や靴下は日数分プラス予備(1週間オーバーの場合は洗濯するつもりで)
- ジャケットや帽子、手袋などの防寒具(寒い地域・季節の場合)
- 帽子やサングラス(ビーチなど陽射しが強い地域・季節の場合)
- 折りたたみ傘や雨具(雨季の地域の場合)
- 洗濯が必要なら洗濯用具や洗剤
- 手洗い可能な速乾性の衣類
リストを活用して、目的地の状況に応じたアイテムを選びましょう。
海外旅行でのリュックの危険性についてはコチラの記事を参考にしてください▶︎リュックはこう持て!
電化製品
海外旅行には、快適さや便利さを大きく左右する電化製品が欠かせません。
- スマートフォン・タブレット
- 電源アダプター・変換プラグ
- モバイルバッテリー
- ノイズキャンセリングヘッドフォン
- カメラ・追加バッテリー
- ノートパソコン・USBケーブル
- 旅行用ヘアドライヤー・ストレートアイロン
- 電気シェーバー・ビューティー関連機器
- SDカード・外部ストレージデバイス
- 国際SIMカード・ポケットWi-Fi
スマートフォンやタブレットは情報検索や写真撮影、連絡手段として役立ちます。電源アダプターや変換プラグは、旅行先のコンセント形状に対応するために必要です。外出時のバッテリー切れを避けるために、ポモバイルバッテリーも忘れないよう。海外旅行用のモバイルバッテリーの選び方についてはコチラ▶︎間違いなし!旅行スタイルに合わせたモバイルバッテリー5選
機内での安眠やリラックスには、ノイズキャンセリングヘッドフォンが便利。長期の旅行では、写真のバックアップや作業用にノートパソコンの持参もありかも。USBケーブルや充電器の準備を忘れずに。
電化製品は壊れやすいため、防水袋や保護ケースでの持ち運びがおすすめ。
国際SIMカードやポケットWiFiも旅の必需品です。旅行に持っていくアプリケーションは、早めに更新しておくと焦らずすみます。
医薬品
海外旅行ではさまざな状況に対応できるよう、ある程度の医薬品は持参すべき。常備薬や、旅行先の環境にあわせた薬を準備すると安心です。
- 頭痛薬、解熱鎮痛剤など
- 日焼け止め、虫刺されの薬など
- 個人の特定の健康状態に必要な医薬品(アレルギー薬、喘息薬など)
- 消化不良や下痢の予防・対策用薬
- 携帯用の応急処置キット(絆創膏、消毒液など)
- 処方せんは正規の処方せんを携帯
- 緊急時のための病歴やアレルギー情報が書かれたカード
- 現地で購入が困難な特殊な医薬品の確保
携帯用の応急処置キットも非常に重要で、ちょっとした怪我にも対応できます。特殊な医薬品が必要な場合は、現地での入手は困難です。事前に十分な量を準備すること。
常備薬や応急処置キットなどがあれば、健康トラブルがあっても、焦ることなく旅行を楽しめます。
薬の海外への持ち込みについてはコチラの記事でルールが分かります▶︎海外旅行に持って行く薬に注意!
機内での快適グッズ
機内での長時間フライトは、体への負担が大きいです。フライトの快適さを左右する重要なアイテムなので、準備を怠りなきよう。
ネックピロー | 首をサポートし、長時間のフライトでも快適に |
アイマスク | 機内の明かりや太陽光を遮り、眠りをサポート |
イヤプラグまたはノイズキャンセリングヘッドフォン | エンジン音や周囲の騒音を軽減 |
圧縮靴下 | 座りっぱなしでの足のむくみを防ぐ |
ハンドクリームとリップクリーム | 機内の乾燥は砂漠よりヒドイ |
ポータブルバッテリー | 携帯電話やタブレット等の充電用 |
スナックやガム | 小腹が空いたときや耳抜きに役立つ |
エンターテインメント用のタブレットや読書材料 | 長時間フライトの暇つぶしとして |
除菌ワイプ | 機内のトレイテーブルやアームレストの清潔を保つ |
\おすすめ快眠アイテム/
▶︎機内の安眠を確保する!
海外旅行前に準備すること
海外旅行に出かけるには、いくつかの重要な手続きや確認があります。
- 旅行保険の加入を検討する
- ビザとパスポートの確認をする
- 必要に応じた予防接種を受ける
- 通信環境を整備する
- 両替や現地での支払い方法の準備をする
- 電子機器の電圧とプラグタイプのチェックをする
上記の準備をしっかり行い、滞在中のトラブルを避けましょう。
旅行保険の加入を検討する
旅行先での安心と安全を確保するために、旅行保険の加入を検討しましょう。事故や病気などのトラブルから身を守るための手段として、旅行保険は有効です。とくに海外旅行では、想定外の事態が発生した際の医療費用が非常に高額になりがちです。
重要なのは手持ちのクレジットカード付帯の保険でカバーできるか否かです。海外旅行保険は安くはないので、手持ちのクレジットカードの保険がカバーする範囲をまず確認することです。
- 事故や病気に対する医療費の補償を検討
- 盗難や紛失による損害のカバーを検討
- 遅延やキャンセルに関する補償のオプションをチェック
- 目的地のリスク評価に基づいた保険の種類を選択
- 旅行期間と活動にあわせた保険プランをチョイス
- 保険加入前に免責事項と補償範囲を理解
- 緊急時の連絡先や手続き方法を確認
保険料と補償内容のバランスを比較検討して、旅行内容にあわせた保険を選ぶことが肝心です。
ビザとパスポートの確認をする
パスポートの有効期限をみて、出発日から帰国日まで余裕があることを確かめましょう。ビザの要求事項は国によって異なるので、旅行先の要件をしっかり理解するのも大切です。ビザが必要な国へ旅行する場合は、申請に必要な書類をそろえ、適切な手続きを行ってください。ビザの代わりに事前の電子渡航認証が必要なこともあり、これがないと搭乗拒否や入国拒否もあるので注意!
別の国で乗り継ぎが発生する場合は、入国審査を受ける必要があるかもしれません。ビザとパスポートの要件が満たされていないとココでアウトになることも。
必要に応じた予防接種を受ける
旅行先で推奨される予防接種リストをチェック。海外旅行では、必要に応じた予防接種がとても重要です。目的地によっては、特定の感染症のリスクが高いので。
黄熱病が流行している地域への旅行では、事前にワクチンを受ける必要がありますし、マラリアのリスクがある場合は予防薬の服用が求められます。
予防接種は、旅行の数週間前には完了しておくのが理想的です。旅行医療クリニックや保健所で受けられます。旅行先には接種証明書を持参。持病があったり体調に不安がある場合は、医師に相談して予防接種の可否やスケジュールを決めてください。
通信環境を整備する
海外旅行を快適に過ごすためには、通信環境の整備が欠かせません。滞在中の情報収集や、緊急時の連絡などの場面で役立つからです。事前に通信手段を確保し、料金プランやデータ利用制限をチェックしておきましょう。
- 国際ローミング(※2)の手配やプランの確認
- 現地で使えるSIMカードの購入場所と手順
- eSIMの利用可能性と設定方法の調査
- Wi-FiレンタルサービスやポケットWi-Fiの予約
- 現地のインターネット接続事情のリサーチ
- 通信速度やカバーエリアに関する情報の収集
セキュリティを意識したWi-Fiの使用は、個人情報を守るうえで非常に重要です。 公共のWi-Fiスポットを利用する場合は、VPN(※3)を活用して安全に接続することをおすすめします。SNSや通信アプリを活用するのもよいでしょう。通信環境の整備をしておけば、海外旅行中も安心して過ごせます。
※2 国際ローミングとは、通信サービスにおいて利用者が複数の国でサービスを利用できる仕組み。海外の国や地域で提供されているネットワークを利用して、データ通信や音声通話などが行えます。
※3 VPNとはVirtual Private Networkの略で、個人情報を保護しながらインターネットに接続できるネットワークのこと。
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両替や現地での支払い方法の準備をする
支払い方法を準備しましょう。
- 目的地の通貨を事前に調べる
- 銀行や両替所で事前に少量の現地通貨を購入する
- クレジットカードの現地利用が可能か確認する
- クレジットカードの国際利用に関する手数料をチェックする
- デビットカードやプリペイドトラベルカードの利用を検討する
現地でのATMの利用可能状況も調べておくと、現金が必要になった場合にも安心です。
現地のチップの文化や相場を知っておくと、スムーズな旅行ができます。現金とカードを両方持参して、万が一のときにも対応できるようにしましょう。
外貨の両替についてはコチラの記事が参考になります▶︎両替するなこの方法!
電子機器の電圧とプラグタイプのチェックをする
海外旅行に出かける前に、持っていく電子機器の電圧とプラグタイプをチェックしましょう。国によって電圧やプラグの形状が異なります。
国名 | 電圧 |
日本 | 100V(プラグタイプA) |
アメリカ | 120V(タイプAまたはB) |
ヨーロッパ | 220V(タイプCやF) |
場所やものによっては、電子機器を充電できない可能性もあります。プラグや電圧の違いに対応するには、変換プラグやアダプタ、変圧器などを用意。
最近、デュアルボルテージ(複数の電圧に対応している)の充電器や電子機器も増えているので、確認しとくと安心です。電子機器に不都合があるとストレス溜まるので、忘れずに。
まとめ
海外旅行を快適かつ安全に楽しめるかどうかは、事前の準備で決まります。
- パスポート・ビザ・航空券・クレジットカード・現地通貨・旅行プラン・海外旅行保険証書が、海外旅行のマストアイテム
- 衣類・電化製品・医薬品・機内快適グッズなどの、個人に応じた持ち物もリストに入れる
- 旅行前には、旅行保険の加入(クレジットカード付帯の保険の確認)・ビザとパスポートの確認・予防接種・通信環境の整備・両替・電子機器の電圧と、プラグタイプのチェックが重要
- 早めの準備を計画的に行えば、海外旅行を快適で安全に楽しめる
持ち物チェックリストを活用して、入念に旅行の準備をしましょう。
ただ、必要以上に神経質になることはありません。
準備も旅の一部!ワクワクしながらそろえるのがいちばんです。
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