【海外でのWiFiの使い方】基本テクニックからトラブル対策まで完全ガイド

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「海外旅行でインターネットに繋ぎたいけど、どうすればいいか不安」と感じている人は多いはず。

海外でのWiFi接続の準備、使い方と手順、トラブル対策などを解説していきます。コレを読めば、海外でWiFiを安全かつ効率的に使えるように。旅行の準備がラクになり、現地でのストレスも減ります!

海外でWiFiを使うときの基礎知識

海外でのWiFi使用について。基礎知識として大きく以下の2点。

  • 海外でのWiFiの重要性
  • 国・地域別のWiFi事情

海外でのWiFiはとってもだいじ

海外でインターネットを利用するシーンはとっても多い。旅行者のコミュニケーション手段として不可欠で、いろいろな用途があります。海外でWiFiが使えると、GPSや地図アプリを使い目的地までのルートをカンタンに検索できます。WiFiを利用で迷わず効率的な移動が可能です。

WiFiがあれば、SNSやメールでの連絡が取れるだけでなく、旅の写真や動画をリアルタイムで共有できる。緊急時には、情報を収集しスグに連絡できるので、旅の安心にも必要です

経済面でも、WiFiのメリットは大きいです。データローミングを使用すると、高額な通信費がかかりますが、WiFi利用で費用を大幅に削減できます。いまや海外でWiFiにアクセスできることは、安全で快適な旅行には欠かせません。

国・地域別のWi-Fi事情

海外のWiFi事情は地域によって大きく違うので、地域ごとの特徴をカンタンにまとめました。インターネットに関する規制が敷かれている国もあるので、VPN利用などの対策も必要です。

Wi-Fiの状況
アメリカ都市部では、多くのカフェや公共施設で無料WiFiが利用できる。地方によっては接続速度が遅い場合がある
ヨーロッパ大都市では公共交通機関や観光地で、無料WiFiが提供されている。一部の国では登録が必要な場合もあるので注意が必要
中国大都市では無料WiFiが広く提供されている。ただしVPNが必要なことが多いので、事前の準備がおすすめ
インド主要都市や観光地ではWiFiが利用可能。ただし接続品質は不安定なことが多い場合がある
ブラジル大都市ではカフェやレストランでWiFiが提供されている。治安の観点から、利用時には注意が必要
南アフリカ主要都市の公共スポットや商業施設でWiFi利用ができる。地方では利用できる場所が限られる
オーストラリア主要都市のカフェやホテル、公共施設でのWiFiアクセスが一般的。一部地域では接続速度が遅いこともある
ロシア大都市のカフェやホテル、空港で無料WiFiが普及。安全性には注意が必要
UAEドバイやアブダビなどの主要都市では、公共の場所での無料WiFiアクセスが良好。ただし、通信内容が監視される可能性がある
国・地域別のWi-Fi事情

訪れる国や地域に応じてWi-Fiの状況は大きく違うので、旅行前に情報を集め、準備を行いましょう。

海外でWiFi接続するための準備

海外でWi-Fiを接続するためには以下の準備が必要。

  • 出国前にチェックすべき設定項目
  • スマートフォンやPCでの必要な設定変更

事前準備でトラブルを避け、インターネットを安心快適に利用できるように!

出国前にチェックすべき設定項目

海外でスムーズにインターネット接続をするためには、以下の設定を忘れてはいけません。

  • ローミング設定の確認と必要に応じてのオン・オフ
  • データ使用量の制限設定

上記の設定を行うことで、高額な通信料を回避できます。電源プラグの形状と電圧の違いも確認し、必要に応じて変換プラグやモバイルバッテリーを準備しましょう

上記の対応を行うことで、高額な通信料の発生を防ぎ、安心してインターネットを利用できます
▶︎海外旅行のモバイルバッテリーの選び方を解説!

スマートフォンやPCでの必要な設定変更

スマートフォンやPCの設定を変更し、海外でのインターネット接続を安全かつ効率的に行えるようにします。

具体的には以下の対応が必要。

  • スマートフォンやPCのWiFi設定を「オン」に変更
  • データローミングを「オフ」に設定し、よけいな通信料を防ぐ
  • 自動的にネットワークに接続する設定を見直し、不要な場合は「オフ」に
  • VPNアプリをインストールし、安全なインターネット接続を確保
  • ブラウザのセキュリティ設定を確認し、必要に応じて変更

海外のWiFiの使い方と手順

海外のWiFiの使い方と手順について以下の端末ごとに解説します。

  • スマートフォン・タブレットでの接続手順
  • ノートパソコンでの接続手順

適切な使い方と手順を理解し、安心してインターネットを利用できるようにしてください。

スマートフォン・タブレットでの接続手順

以下の手順でスマートフォンやタブレットからWiFiに接続できます。

  1. デバイスの「設定」メニューを開く
  2. 「WiFi」設定画面にアクセス
  3. 利用可能なネットワークが表示される
  4. 接続したいネットワーク名をタップ
  5. WiFiのセキュリティキー(パスワード)を入力
  6. 「接続」ボタンを押す

上記手順で簡単にインターネットを利用できます。
▶︎海外旅行でスマホを賢く安全に使うコツ

ノートパソコンでの接続手順

以下の手順でノートパソコンからWiFiに接続可能です。

  1. ノートパソコンのWi-Fi機能を有効に
  2. 利用可能なネットワークをスキャン
  3. 接続したいWiFiネットワークを選択
  4. Wi-Fiのセキュリティキー(パスワード)を入力
  5. 「接続」ボタンをクリック

海外のWiFi利用時のトラブル対策

海外でWiFiを使用するときに、いろいろなトラブルに遭遇することがあります。以下で対策方法の解説をします。

  • 接続が不安定
  • WiFi速度が遅い
  • セキュリティリスク
  • データローミング

接続が不安定なときの対策

接続が不安定なときは、以下の対応を行ってください。

  • ルーターやモデムを再起動
  • 障害物がない位置にルーターを移動
  • WiFi設定を確認し、必要に応じてネットワーク設定をリセット

これらの対策を行うことで、WiFiの接続が改善することが多いです。

WiFi速度が遅いときの対策

WiFiの速度が遅いと感じたときは、ルーターや接続デバイスの再起動を試してください。再起動することで、一時的な不具合が解消されることがあります。WiFiチャンネルが混雑しているときは、違うチャンネルに変更してみます。

ルーターの設置位置を見直すことも重要。障害物がない場所へ移動すれば、信号の強さが向上し、通信速度が改善することが。不要なデバイスのWiFi接続を制限すれば、帯域幅の負担も減らせます

ルーターのファームウェアを最新状態に保つことも忘れずに。古いファームウェアはパフォーマンス低下にも。定期的に更新しましょう。信号が弱い場所ではWiFiエクステンダーを利用し、カバー範囲を拡大します

QoS(※)設定を調整すると、優先順位が高いデバイスやアプリに適切な帯域幅を割り当てることができます。

※ QoSとは、Quality of Serviceのこと

セキュリティリスクと対策

海外でWiFiを利用するときには、セキュリティリスクに注意を。公共のWiFiネットワークを使用すると、個人情報の盗難リスクが高くなります

▶︎フリーWiFiの危険性についてはコチラの記事へ

リスクを避けるためには、以下の対策が有効。

  • VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を利用して暗号化
  • デバイスのファイアウォール機能を有効にして、不正アクセスから保護
  • ファイル共有設定は無効にし、他のユーザーによるアクセスを防ぐ
  • Wi-Fiネットワークを選択するときは、安全なネットワークのみを使用
  • パスワードが設定されているネットワークを選び、セキュリティを向上させる
  • 定期的にデバイスのセキュリティ更新とパッチを適用し、脆弱性から守る

以上の対策を通じて、海外でのWiFi利用時のセキュリティリスクを最小限に抑えられます

データローミング対策

データローミング対策を行い、予期せぬ高額な通信料を回避。基本的には、デバイスの設定からデータローミングの自動接続をオフにすること。自動接続で、知らずに高額な通信料になることが多いので。

データ使用量の警告や、制限を設定することも有効。使用量が設定値に達したら通知が来るので、無意識のデータ消費を抑制できます。必要なときだけデータローミングを手動でオンにする方法もあり。後、アプリのバックグラウンド更新はデータ消費が多いので要注意

ローミング中はアプリのバックグラウンド更新を制限すること。事前に通信事業者の国際ローミングパッケージを調べ、必要に応じて申し込むことも大切です

以上の対策を通じて、海外でのデータ通信による意図しない料金発生を防げます。
▶︎国際線の機内持ち込み禁止アイテム

海外で使えるWiFiの種類

海外でインターネットを利用するには、以下の選択肢があります。

  • 現地SIMカード
  • レンタルWiFiルーター
  • ホテルやカフェなどの無料Wi-Fiスポット

利用者の目的や滞在期間、利用環境に応じて最適な方法が違うので、自分に合った方法を選びましょう。

現地SIMカード

海外でインターネットを使用するには、現地SIMカードを利用する方法が効果的。現地のSIMカードを利用すると、高額な通信料金を節約可能です。現地でSIMカードを買って、自分のスマートフォンに挿入すれば、現地の通信ネットワークを利用できます

購入する場所は、空港の専門店や市内の電気店。コンビニでも買える国はあります。使用にはSIMフリーのスマートフォンが必要。地域によっては本人確認書類が必要になります。インターネット利用前にAPN設定が必要な場合があるのも要注意。多少テマはかかりますが、通信費を大幅に節約できるので、おすすめ
▶︎海外旅行前に知っておきたい!海外SIMの基礎知識と選び方
▶︎旅行前に知っておくべき「海外 SIM 入れ替え タイミング」とは?

レンタルWiFiルーター

レンタルWiFiルーターは、海外旅行や出張時のインターネット接続に便利。事前にオンラインや空港で予約し、利用開始前に受け取れるので、現地についた直後からインターネットが利用可能です。料金プランは利用日数やデータ使用量に応じていろいろな選択肢があります。

短期旅行者から長期出張者まで、それぞれのニーズに合わせたプランが選択可能。複数のデバイスを同時に接続できるので、友人や家族、同僚と一緒に利用できるのもメリット。使用国のネットワークに対応しているので、現地での通信品質も保証されていて、信頼して使えます

バッテリーの持続時間はモデルによって違いますが、一般的には一日中持続するので、外出時の長時間使用にも対応可能。利用終了後の返却は郵送や専用の返却場所でカンタンに行えます。利便性が高いのも魅力。

▶︎レンタルWiFiはグローバルWiFiが最安級!

ホテルやカフェなどの無料WiFiスポット

ホテルやカフェなどの無料WiFiスポットは、旅行中にとっても便利。多くのホテルではロビーや客室で無料のWiFiを提供しています。ただし、接続速度や安定性はホテルによって違うのでココロしましょう。

カフェやレストランでも無料WiFiサービスがある場所は多いですが、接続するためにログイン情報が必要な場合が。利便性とセキュリティを考えた措置です。図書館や観光情報センターなどの公共施設でも、無料WiFiサービスを利用できることが多い

一部の公共交通機関やショッピングモール、大型店舗では、無料WiFiが提供されています。移動中やショッピング、食事中でもインターネットを利用でき、かなり便利。

海外のWi-Fiの使い方に関するよくある質問

海外でのWiFi利用に関する疑問は、多くの旅行者の悩みです。

  • 海外でWiFiがつながらないときは?
  • 海外旅行でWiFiは必要?

海外でWiFiがつながらないときの対処法は?

海外でWiFiがつながらない場合は、以下の対応を。

  • デバイスを再起動
  • WiFiの設定を確認し、必要に応じてネットワーク設定をリセット
  • 利用しているWiFiネットワークのSSIDやパスワードを確認
  • 無料WiFiでログインページが開かないときは、ブラウザから手動でアクセス
  • 電波の届かない場所にいる場合は、電波のつながりやすい場所に移動
  • デバイスが最新のソフトウェアになっているか確認
  • VPNが原因で接続できない場合があるので設定をオフに
  • 機内モードをオン・オフにすることでネットワーク接続をリセット

だいたいの場合、上記の対処法で問題は解決できます。解決しない場合は、現地のSIMカードを購入するなど、代替のインターネット接続方法を検討しましょう

海外旅行でWiFiは必要か?

海外旅行でWiFiは必要不可欠。情報収集やルート検索、ホテルや飛行機の確認など、さまざまなシーンで便利に活用できます。家族や友人と連絡を取る手段としても欠かせません。データローミングに比べて通信費が節約できるので、経済的なメリットも大きいです。万が一の緊急事態にも迅速に対応できるメリットも大きい。

まとめ

海外でのWiFi利用は、コミュニケーションを取り情報収集するのに必須。出国前にはデバイスの設定確認や必要な変更を行い、接続手順を確認しましょう。セキュリティリスクに対しては適切な対策が必要。

海外では、現地SIMカードやレンタルWiFiルーター、無料WiFiスポットなどが主な接続手段です。

トラブルが発生したときは、基本的なトラブルシューティングを行うことで、多くの問題が解決できます。記事を参考に、海外旅行でのWiFi利用をスムーズに行ってください。
▶︎海外旅行の持ち物チェックリスト

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