「地獄に落ちやがれ!」その2

ミラノの彫像
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ものごと、すべり出しが悪いと、最後まで運の悪さがついて回ることってありませんか?

今回も事件は、イタリア。

現場はローマ=バチカンから、ファッショニスタ憧れの街ミラノに移ります。

そして今回も、ワタシはタクシーの助手席に。

そう。

何かが起こる助手席です。

 

前の事件が気になる方は→「地獄に落ちやがれ!」 その1

事件から、少し時間をさかのぼります。

1週間ほど前のローマの空港です。

って、ミラノにいるんじゃないのかって。

ワタシも好きこのんで、ローマに来たわけではありません。

北イタリア一帯の空港が濃霧で、閉鎖。

仕方なく、ワタシを乗せたアリタリアは、ローマに着陸。

そして、待つこと27時間。

もう1往復、東京〜イタリアができちゃうだけ待ちました。

空港大混雑。

人であふれてます。

ともあれ、ようやく飛行機が飛ぶとのアナウンス。

やれやれですが、次なる心配がワタシの頭をよぎります。

ええ、頭は悪いんですが、動物的カンというか、危機回避能力には自信があるワタシです。

 

「シニョーリ、飛行機が飛ぶのは喜ばしいんだけど、荷物は大丈夫なの?」

人混みをかき分け、カウンターの男子をなんとかつかまえたワタシです。

「あぁシニョーレ、ノン・プロブレーモですとも」…

てか、ワタシの荷物のタグすら見ないで、なぜにノン・プロブレーモとな。

イタリア語がまるで分からなくとも、ノン・プロブレーモがノー・プロブレム=問題ナイくらいは分かります。

 

そう。

危機回避能力がいくらあっても、ヒトを動かせる力がなければ、何も役に立ちはしない…

思い知りましたよ。

その後3日間。

ワタシの手元に荷物が届くことはありませんでした。

 

どうも、歳をとってくると話が長くていけません。

このぶんだと、1週間後の事件にたどり着くまでに、あと3000字くらい書かないとなりません。

それはちょっとアナタもヤでしょうし、ワタシもヤです。

ロストバゲージの詳しい話は、また次の機会に譲るとして。

先を急ぎます。

 

結局ミラノ上空の霧は晴れきれぬまま、今度は、トリノに降りたワタシです。

ユベンティーノじゃないのよ、ワタシはミラニスタ…

カルチョファンでない方はどうぞ、スルーで。

 

でまぁ、バスで深夜のミラノに着いて、そこからも小さな事件はいろいろと。

インタビューを予定してたデザイナーの都合が悪くなり、

なぜかコモ湖にある彼の別荘に来たり…

新進気鋭のシェフのご機嫌がすぐれず、料理の撮影ができなかったり…

まぁ、でもこんなことのひとつやふたつは、仕事のデフォルト。

ましてイタリア、なんのその。

なんですけど、ことごとくボスキャラレベルの難敵が登場するので、もうヘロヘロで迎えた帰国日です。

はい、1週間経ちました。

もう、空港へ向かうタクシーに乗ってます。

 

で、カメラマンさん、現地でお願いしたアシスタントさんと片付けがあるんで、ふたりが後部座席です。

ワタシ助手席…

高速降りて、後ちょっとでマルペンサ空港。

合流で混んで、クルマ止まっちゃいました。

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と、ガッチャーン

後続車両にオカマを掘られたワタシのタクシー…

幸い、後部座席のふたりにダメージはなかったのですが、助手席のワタシ、自分の膝でお腹を打ちました。

イテェ…

 

タクシーの運ちゃんは怒ってどなるわ。

ぶつかって来たヤツは、ワァワァ弁解するわ。

そして何より、ここはイタリア。

渋滞これ幸いと、みんなクルマから降りて集まる野次馬たちよ。

 

テメェラ、ウルサいんじゃぁ!

コチトラ腹が痛いんじゃぁ!!

えぇ。

太字にしたくらいじゃ、誰も聞いてくれません。

みんな自己中ですから。

 

そこで出ました

「地獄に落ちやがれ!」

 

はい。

あたりが静寂に包まれたのはいうまでもありません。

どうやらワタシには、万人の注目を集めるスターの気質が備わっているようです。

まとめ

今回のお話は、自分でいうのもナンですが、旅する人たちへの多くのアドバイスがふくまれています。

  1. 北イタリアには、濃霧が出やすい1月上旬に行っちゃいけない
  2. イタリア人のノン・プロブレーモは、絶対!信じちゃいけない
  3. ミラノに行くつもりでも、ローマとトリノを経由するかもしれないと覚悟が必要
  4. とにかくヤンヤとうるさいイタリア人には「地獄に落ちやがれ!」を60pxで叫ぶ

とくに、最後の4.は重要です。

はい、みなさんご一緒に。

は、いいか。

 

旅は、人生ですから…楽しいばかりとは限りません。

 

*知ってるとこころ構えができる! バンコクのタクシー事情はこちら→バンコクタクシー料金攻防戦!メーターは、絶対押させなきゃダメ【空港編】

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